出荷目安の詳細はこちら内容詳細季刊『Be!』は依存症・アダルトチルドレン・共依存・トラウマ・発達障害などさまざまな課題を抱えて生きる人と、援助者のための雑誌です。◆特集 心と体のナゾ解き 脳にとって「痛み」とは感情だった! 体の痛みと心の痛み、脳はどう扱う? 私たちはどう対処すればいい? 【協力 荻野祐一】 《ナゾ解き1》「心が痛む」とき、脳は本当に痛みを感じている 《ナゾ解き2》「痛み系」と「報酬系」‥脳はバランスをとりたがる 《ナゾ解き3》自分の痛み・他人の痛みに、どう向きあえばいい?◆スマイリーキクチさんインタビュー ネット中傷 闘い続けた10年の日々殺人事件の犯人の一人だとする事実無根の書き込みによって、被害を受け続けたキクチさん。9年かかってやっと警察が動き、ネットでの誹謗中傷の加害者が一斉摘発される初の事件となった。「自分の後ろに未来の被害者もいるって考えると、とてつもないプレッシャーでした。中傷されるために生まれてきたんじゃない。しあわせになるために生まれてきたんだと、自分に言い聞かせて、闘ってきました」◆減酒と「運転免許」をめぐるモヤモヤ‥2人のドクターに話をうかがった。山本道也医師は、早くから依存症治療プログラムに飲酒運転防止を組み込んできた立場から、減酒の注意点を語る。杠岳文医師は、免許のシステムと「減酒治療」との矛盾点を指摘しつつ、治療ギャップを埋めるための今後の展望を語る。◆新連載 歴史を学び歩くその当たり前は、どう創られてきた?新米編集部員・風間暁が、自分にとって「当たり前に享受してきたこと」が実現するまでの歴史を、先達から学び歩くシリーズ。◆誤解だらけの窃盗症(クレプトマニア)《ICD-11》で今度こそハッキリしたことクレプトマニアの診断をめぐる混乱に、WHOの疾病分類が決着をつけた。では、司法と医療はどうあるべきなのか。赤城高原ホスピタル院長、竹村道夫医師のお話を聞いた。 季刊ビィ! 154号 依存症・ac・人間関係…回復とセルフケアの最新情報 / ASK (アルコール薬物問題全国市民協会) 【本】 957 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細1番売れている自己肯定感の第一人者が教える自己肯定感を高める実践版。目次 : 1 書くだけで自己肯定感が高まる理由(ところで自己肯定感っていったい何?/ なぜ書くだけで自己肯定感が高まるの?)/ 2 自己肯定感が勝手に高まる書き方のコツ(「アウトプット効果」を高めるには?/ 「見える化効果」を高めるには?/ 「インプット効果」を高めるには?)/ 3 書くだけで人生が変わる自己肯定感ワーク(「自尊感情」を高めるワーク/ 「自己受容感」を高めるワーク/ 「自己効力感」を高めるワーク/ 「自己信頼感」を高めるワーク/ 「自己決定感」を高めるワーク/ 「自己有用感」を高めるワーク) 書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート / 中島輝 【本】 1,430 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細活動的に哲学するとはいかなることか—。戦前日本を代表する知性として思想界を牽引した三木清。非業の死によりその哲学は未完に終わったが、それゆえに今日なお可能性を示唆してやまない。ハイデッガーからの決定的影響、マルクス主義の哲学的掘り下げ、そこから前景に浮かび上がる歴史という問題、そして同時代の政治への関与。三木の思考には時代との格闘の跡が生々しく刻印されている。本書は、主著『歴史哲学』などを中心に、1920年代の前期から30年代以降の後期まで、三木哲学の新たな読解に資するテクストを精選して構成。未来の思考を切り拓く力をいまここに伝える。目次 : 1 ハイデッガーからパスカル、マルクスへ(パスカルに於ける人間の研究(抄)/ 解釈学的現象学の基礎概念 ほか)/ 2 歴史哲学、アリストテレスと西田(ハイデッゲル教授の想い出/ 歴史哲学(抄) ほか)/ 3 哲学的人間学、制作と技術(哲学的人間学(抄)/ 構想力の論理(抄) ほか)/ 4 哲学と政治、もしくは行為的直観のゆくえ(ハイデッガーと哲学の運命/ 時代と道徳(抄) ほか)/ 関連論考(戸坂潤「三木清氏と三木哲学」/ 林達夫「三木清の思い出」 ほか) 近代日本思想選 三木清 ちくま学芸文庫 / 三木清 【文庫】 1,870 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細スプレッド選びのコツと、リーディングのコツ。あらゆる相談の答えを万能にする門外不出のタロットリーディングを惜しみなく伝授!目次 : 第1章 スプレッドはこう選べ!/ 第2章 ギリシャ十字スプレッドを極める!/ 第3章 二者択一のスプレッドを極める!/ 第4章 ヘキサグラムスプレッドを極める!/ 第5章 ケルト十字スプレッドを極める!/ 第6章 ホロスコープスプレッドを極める!/ 第7章 生命の木スプレッドを極める!/ 第8章 まだまだあるスプレッドを極める! もっと本格的にスプレッドを極める!魅惑のタロット コツがわかる本! / 吉田ルナ 【本】 1,749 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細いま、この瞬間、私たちがありありと感じる「時間の流れ」は幻想にすぎないのか?物理学者と哲学者がそれぞれの立場にたって真正面から「現在」を論じ、コメント、さらにはリプライの応酬を繰り広げる、唯一無二の時間論集!目次 : 第1章 物理学における時間—力学・熱力学・相対論・量子論の時間/ 第2章 時間の問題と現代物理/ 第3章 現代物理学における「いま」/ 第4章 客観的現在と心身相関の同時性/ 第5章 時間に「始まり」はあるか—哲学的探究/ 第6章 「スケールに固有」なものとしての時間経験と心の諸問題—ベルクソン“意識の遅延テーゼ”から/ 第7章 非可逆的な時間は実在するのか?—ベルクソンとプリゴジンの時間論の検討/ 第8章 時間論はなぜ「いま」の実在の問題となるのか—インド仏教の視点から “現在”という謎 時間の空間化批判 / 森田邦久 【本】 4,620 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細「孝は徳の本なり、教えの由りて生ずる所なり」──孔子がその高弟曾子に、「孝」について説いた『孝経』。「孝」とは何か、「孝」によってあるべき世をいかに実現しうるかを語る本書は、『論語』とともに読み継がれ、東アジアの伝統的な道徳観の基底をなす、儒家の経典の一つ。曾子学派が師の言動と思想を伝える『曾子』を併収する。 孝経・曾子 岩波文庫 / 末永高康 【文庫】 935 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細著者は現象の背後に実在を想定する二元論の仮構を否定する。そして自らが見て触れて感じている現実世界にどっしりと足をつけ、それを超越しているかのごときものをどう捉えたらよいのか問い進めてゆく。独自の哲学「立ち現われ一元論」のエッセンスが詰まった、大森哲学の神髄ともいえる名著。目次 : 1 物と心(科学の地形、と哲学/ 科学の罠/ 痛みと私/ 無心の言葉/ ロボットと意識)/ 2 物と言(ことだま論—言葉と「もの‐ごと」/ 記号?意味?/ 宇宙風景の「もの‐ごと」)/ 3 比喩の想像(三つの比喩/ 虚想の公認を求めて/ ナンセンス その詩と真実—キャロルとヴィトゲンシュタイン)/ 4 論理と世界(論理と世界/ 時の迷路/ 帰納と確率—命賭け) 物と心 ちくま学芸文庫 / 大森荘蔵 【文庫】 1,540 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細あまりの的中率に楽屋前に行列ができる霊視芸人による史上初の霊視ハウツー本!目次 : 第0章 僕の霊視ヒストリー/ 第1章 霊視は誰にでもできるようになる!/ 第2章 霊視の入口「五感」を鍛える/ 第3章 霊視能力を引き上げる「3つの力」/ 第4章 5大最終奥義の伝授/ 第5章 霊視能力をビンビンに鍛える習慣術/ 第6章 霊視的に見て、幸せとは何か?/ Special 幽霊が視たいあなたへ 霊視ができるようになる本 視えた、聴こえたの声、ゾクゾク! / シークエンスはやとも 【本】 1,650 円
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出荷目安の詳細はこちら※こちらの商品について「在庫あり」の場合でも土日祝日のご注文は2-3日後の出荷となります。また、年末年始、ゴールデンウィーク及びお盆期間は、出荷までに10日間程度を要する場合がございますので予めご了承ください。なお、出荷の際はメールにてご連絡させて頂きます。内容詳細情緒的相互交流は精神分析的心理療法の営みのなかに常にそこにあり、治療プロセスに密接に関連しながら時間的流れのなかで変遷を続けている。治療者と患者はつながり、それらの流れをつなげていき、そしてまた解離された流れからつながりながら浮かび上がることでそれを生き、患者の自己の体験の幅を広げていく。目次 : 第1部 環境の中に居場所を見つけること(自分が自分で居られるために—摂食障害患者の治療から/ ライ麦畑のつかまえ役—境界例患者の治療から/ 「あらかじめ失われた母」の病理)/ 第2部 関係の中で外傷の意味を理解すること(関係理論からみた対象、主体、間主体性/ 外傷理論からみた解離性障害の治療/ 自己愛と攻撃性—怒りの向こう側にあるもの)/ 第3部 「つながること」と「つなげること」(つながること、つなげること—関係論からみた意識と無意識/ 精神療法における希望の在り処について—反復強迫からの脱出をめぐって/ 「つながること」と「つなげること」と「つながりながら浮かび上がること」) 精神療法における希望の在り処 つながりながら浮かび上がること / 横井公一 【本】 3,300 円
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出荷目安の詳細はこちら※こちらの商品について「在庫あり」の場合でも土日祝日のご注文は2-3日後の出荷となります。また、年末年始、ゴールデンウィーク及びお盆期間は、出荷までに10日間程度を要する場合がございますので予めご了承ください。なお、出荷の際はメールにてご連絡させて頂きます。内容詳細目次 : 認知行動療法におけるケース・フォーミュレーション/ 認知理論とその臨床的示唆/ 学習理論とその臨床的示唆/ 情動理論とその臨床的示唆/ 治療関係の開始、問題リストの作成、および診断/ 最初のケース・フォーミュレーションの構築と治療目標の設定/ フォーミュレーションを用いて治療計画を立案し、患者の承認を得る/ 治療関係/ 進展をモニタリングする/ セッション中に行う意思決定/ アドヒアランス不良の把握と治療の失敗/ 治療過程を通した意思決定 認知行動療法ケース・フォーミュレーション / ジャクリーン・B・パーソンズ 【本】 4,620 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細天皇制の本質とは、何か?象徴とは何を指すのか?天皇制の謎。それは、なぜ永続するのか?である。再発見し、定義され続ける「天皇」とは何者か?本居宣長、津田左右吉を手掛かりに、近世から登場した天皇制の言説を丁寧に追いながら、現代天皇制の本質に迫る。日本思想史の大家、ライフワーク。目次 : 第1部 絶対的保守主義としての天皇制(『古事記伝』の最初で最後の愛読者/ 1970年代日本と宣長の読み出し—吉川幸次郎と『古事記伝』/ 絶対的保守主義としての天皇の道)/ 第2部 天皇はいかに語り始められたか(天皇はいかに語り始められたか・その1—権門体制の解体と近世社会の成立/ 天皇はいかに語り始められたか・その2—平民の時代と近世的知識世界の成立/ 天皇はいかに語り始められたか・その3—天皇は江戸社会にいかに呼び出されたか)/ 第3部 今も生きつづける「象徴」的天皇(徳川日本と宣長天皇論の成立—日本型華夷秩序と天皇制日本/ もともと「象徴」的天皇であった—津田左右吉と戦後的天皇論/ 天皇とともに在り続ける日本とは何か—象徴天皇制の現在) 天皇論 / 子安宣邦 【本】 2,970 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細大勢の死者が出た東北大震災のあと、著者は柳田国男が戦争末期に書いた『先祖の話』を読み返す。外地で戦死した若者を弔う柳田にとって「神国日本」とは、世界人類史の痕跡を留める「歴史の実験」場だった。ジャレド・ダイアモンド、エマニュエル・トッドらを援用した卓抜な世界史次元での「文学」と「日本」批評がここに。目次 : 第1部 実験の史学をめぐって(柳田国男論と私/ 実験の文学批評)/ 第2部 山人から見る世界史 世界史の実験 岩波新書 / 柄谷行人 【新書】 858 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細近代国家にはない要素を持っていた旧帝国のはらむ可能性を再検討する、柄谷国家論の集大成。『世界史の構造』では十分に展開できなかった「帝国」の問題を、従来の歴史観とは全く異なる観点から解き明かす。現在の世界戦争の危機について考察するにも必読であり、「交換様式論」の入門としても最適。巻末に佐藤優氏との対談「柄谷国家論を検討する」を併載。目次 : 第1章 ヘーゲルの転倒とは何か/ 第2章 世界史における定住革命/ 第3章 専制国家と帝国/ 第4章 東アジアの帝国/ 第5章 近世の帝国と没落/ 第6章 帝国と世界共和国/ 第7章 亜周辺としての日本/ 対談 柄谷国家論を検討する—帝国と世界共和国の可能性(柄谷行人・佐藤優) 帝国の構造 中心・周辺・亜周辺 岩波現代文庫 / 柄谷行人 【文庫】 1,837 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細帰郷の後すぐ再び旅に出たギリシアの英雄オデュッセウス、ギリシア語を捨ててラテン語を話しローマの元になる都市を建立したアエネアス、アメリカ亡命後も母語ドイツ語に拘り続けたユダヤ人哲学者アーレント。自分の故郷を離れ、自分の言葉を忘れざるを得なかった人々の抱く「ノスタルジー」とは。目次 : コルシカ的歓待について(我が家であり、我が家ではない島)/ オデュッセウスと帰郷の日(根を張った寝台/ 殻竿と櫂)/ アエネアス—ノスタルジーから落ち延びへ(故郷を背に乗せて運ぶ/ 他者の言葉を話す)/ アーレント 祖国としての言語(言語と人民/ 世界の揺れ動く曖昧さ) ノスタルジー 我が家にいるとはどういうことか?オデュッセウス、アエネアス、アーレント / バルバラ・カッサン 【本】 1,980 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細自身も苦しみ、克服し、のちに1万人超を救った心の専門家が「考え方を変える」のではなく、「心・身体・遺伝子に働きかける」最新メソッドを全公開!目次 : 第1章 薬もダメ、認知行動療法もうまくいかない…どうしたらいいの?パニック障害/ 第2章 無意識にアプローチするしかない!こうして私は克服した/ 第3章 発作を消すのがいちばん!「自分で症状をラクにする技術」を身につけよう/ 第4章 知っておきたい回復のステップ よくなる過程には波がある/ 第5章 心・身体・遺伝子に働きかける方法 自己暗示で不安はどんどん軽くなる/ 第6章 ひとりで簡単にできる!今すぐバクバクが消える!不安をスーッと消し去る17のメソッド パニック障害の不安がスーッと消え去る17の方法 症状改善率98%のカリスマ心理カウンセラーが明かす / 弥永英晃 【本】 1,540 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細「歯車理論」や「小物理論」の虚偽を突き、第三帝国下の殺戮における個人の責任を問う「独裁体制のもとでの個人の責任」、アウシュヴィッツ後の倫理を検討し、その道徳論を詳らかにする講義録「道徳のいくつかの問題」など、ハンナ・アレント後期の未刊行論文集。ユダヤ人である自らの体験を通して全体主義を分析し、20世紀の道徳思想の伝統がいかに破壊されたかをたどる。一方、人間の責任の意味と判断の能力について考察し、考える能力の喪失により生まれる“凡庸な悪”を明らかにする。判断の基準が失われた現代こそ、アレントを読むときだ。目次 : プロローグ(ソニング賞受賞スピーチ) 一九七五年/ 第1部 責任(独裁体制のもとでの個人の責任 一九六四年/ 道徳哲学のいくつかの問題 一九六五‐六六年/ アレントの『基本的な道徳命題』の異稿/ 集団責任 一九六八年/ 思考と道徳の問題—W.H.オーデンに捧げる 一九七一年)/ 第2部 判断(リトルロックについて考える 一九五九年/ 『神の代理人』—沈黙による罪? 一九六四年/ 裁かれるアウシュヴィッツ 一九六六年/ 身からでたさび 一九七五年) 責任と判断 ちくま学芸文庫 / ハンナ アーレント 【文庫】 1,760 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細“媚態”“意気地”“諦め”という三つの契機から、日本的美意識「いき」の構造を解明した九鬼周造。ハイデッガーやベルクソンらに師事し、豊かな方法的視座を身につけたこの哲学者にとって、人と人とのめぐり逢いの謎は、自身の実存ともあいまって生涯を覆うものであった。「偶然性」の哲学の誕生だ。のちにそれは、日本文化論における「自然」の思想においてひとつの帰結をみる。没後、時代ごとに異なる光が当てられてきた九鬼の哲学。本書は、自伝的エッセイからヨーロッパでの講演、人生観、晩年の詩論まで、その全体像と独創性を一冊で提示する。目次 : 1 自伝的エッセイ/ 2 九鬼哲学の出発点/ 3 「いき」の哲学/ 4 実存哲学の受容/ 5 「偶然性」の哲学/ 6 九鬼哲学の全体像/ 7 日本文化論/ 8 文芸論/ 関連論考 近代日本思想選 九鬼周造 ちくま学芸文庫 / 田中久文 【文庫】 1,870 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細本書の著者クラウス・リーゼンフーバー神父(1938-2022年)は、フランクフルトに生まれ、1958年にカトリックの修道会であるイエズス会に入会したのち、1967年に来日して長年にわたり上智大学で教鞭を執りました。ドイツ哲学に深い造詣をもつばかりか、西田幾多郎をはじめとする日本の哲学思想に通じていた著者は、西洋中世の哲学・神学について研究し、あるいは教育するとともに、一般向けの講座を精力的に行って多くの日本人に親われました。しかし、専門論文が多いこともあってか、一般向けの著作はほとんどなかったと言わざるをえません。古代から現代に至る西洋哲学全体に対する該博な知識と透徹した理解に基づいた知恵の結晶を多くのかたに触れていただく機会になることを願って、ここに学術文庫オリジナルの精選論文集をお届けします。以下の目次にあるように、本書で中心的に選ばれたのは、著者にとって重要な研究対象であるトマス・アクィナス(1225頃-74年)をめぐる論考です。「言語」、「存在」、「神」という哲学にとっても神学にとっても最重要の概念を正面から取り上げ、トマスの論を精緻にたどるだけでなく、独自の読みを加えることで、そこに潜む可能性を最大限に引き出す——「思惟」というものの醍醐味がふんだんにつまった論考群は、読むたびに発見に満ちた宝と言えるでしょう。惜しまれながら2022年に逝去したリーゼンフーバー神父の偉大な遺産を本書を通して知っていただけることを心から願っています。[本書の内容]中世思想における至福の概念トマス・アクィナスにおける言葉トマス・アクィナスにおける存在理解の展開存在と思惟——存在理解の展開の可能性を探ってトマス・アクィナスにおける神認識の構造神の全能と人間の自由——オッカム理解の試み解 説(山本芳久) 存在と思惟 中世哲学論集 講談社学術文庫 / クラウス・リーゼンフーバー 【文庫】 1,210 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細19世紀に活躍した英国の思想家、ジョン・スチュアート・ミル(1806〜73)。生涯を通じて道徳と政治のあり方を探究し、『自由論』『代議制統治論』『功利主義』をはじめとする膨大な著作で近代社会の立脚点となる理論を打ち立てた。その生涯—父ジェイムズとの確執、ベンサムへの傾倒、精神的危機、伴侶ハリエットとの出会いと別れ、晩年の議員活動—を丹念に追いながら、今なお鮮烈な思想の本質を描き出す。目次 : 第1章 ミルの生誕から少年時代/ 第2章 「精神の危機」とその後の模索/ 第3章 思索の深まり/ 第4章 『自由論』/ 第5章 『代議制統治論』/ 第6章 『功利主義』/ 第7章 晩年のミル J・S・ミル 自由を探究した思想家 中公新書 / 関口正司 【新書】 1,012 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細『国富論』1776年に出版されたアダム・スミスの『道徳感情論』(講談社学術文庫)とならぶ主要二大著作のひとつです。近代経済学の嚆矢とされ、社会思想史上の最重要古典でもあります。『国富論』の取り扱う主題は、多岐にわたり、分業の役割、貨幣の特徴、労働と利子についての考察、国家間貿易の意味、国家社会の発展段階とその特徴、分業と製造業の発展の関係、国家における軍隊の維持、道路、港湾、運河などのインフラストラクチャーの整備と維持、税金の種類と意味、会社による独占の問題、重商主義と重農主義の検討、公債についての考え方、などなどです。かつては、市場という「神の見えざる手」に委ね「レッセフェール(自由放任主義)」で、経済は自然と最善へと向かうと主張した書物と受け取られてきました。しかしそのような読み方は単純にすぎます。昨今の研究ではスミス『道徳感情論』とあわせて読むことで、真に国家が豊かになることの哲学を探究しています。目次【下巻目次】凡例第四編第五章 助成金について穀物貿易と穀物法に関する余論第六章 通商条約について第七章 植民地について 第一節 新しい植民地を建設しようとする動機について第二節 新植民地の繁栄の原因第三節 アメリカの発見から、さらに喜望峰経由で東インドに通じる航路の発見から、ヨーロッパが引き出した利益について第八章 重商主義の体系に関する結論第九章 重農主義の体系、すなわち、土地の生産物がすべての国にとって唯一の主要な収入や富の源泉であると描く政治経済学の体系について第五編 統治者または共和国の収入について第一章 統治者または共和国の経費について第一節 国防費について第二節 司法費について第三節 公共事業と公共の制度の経費について第一項 社会の商業を促進するための公共事業と公共の制度について 第一に、商業一般を促進するために必要なそれについて 第二に、特定の商業部門を奨励するために必要な公共事業と公共制度について第二項 青少年を教育するための機関の経費について第三項 あらゆる世代の人々に教えるための制度の経費について第四節 統治者の尊厳を支える経費について本章の結論第二章 社会の一般的または公共的な収入の源泉について第一節 固有に統治者または共和国に属するような基金や収入の源泉について第二節 税について第一項 賃貸料に対する税土地の地代に対する税地代にではなく、土地の生産物に比例する税家屋の地代に対する税 第二項 利潤に対する、つまり元本から発生する収入に対する税 特定の仕事の利潤に対する税第一項と第二項に対する補遺 土地、家屋、および元本の資本価値に対する税第三項 労働の賃金に対する税第四項 あらゆる異なった種類の収入に無差別にふりかかるように意図された税について人頭税消費財に対する税第三章 公債について 訳者解説 索引 国富論 下 講談社学術文庫 / アダム・スミス 【文庫】 2,409 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細全体主義批判の本書は、アリストテレス、ヘーゲルの哲学を論難し、ついにマルクス主義を俎上にのせる。階級なき社会が到来するという予言論証の方法論そのものを崩壊させ、「未来への悪しき案内人」マルクスに対する徹底的な指弾を続ける。(全四冊)目次 : 第2巻 にせ予言者(上)—ヘーゲル、マルクスそして追随者(神託まがいの哲学の出現/ マルクスの方法/ マルクスの予言) 開かれた社会とその敵 第2巻|上 にせ予言者 岩波文庫 / カール・ポパー 【文庫】 1,573 円
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細全体主義批判の本書は、アリストテレス、ヘーゲルの哲学を論難し、ついにマルクス主義を俎上にのせる。階級なき社会が到来するという予言論証の方法論そのものを崩壊させ、「未来への悪しき案内人」マルクスに対する徹底的な指弾を続ける。(全四冊)目次 : 第2巻 にせ予言者(上)—ヘーゲル、マルクスそして追随者(神託まがいの哲学の出現/ マルクスの方法/ マルクスの予言) 開かれた社会とその敵 第2巻|上 にせ予言者 岩波文庫 / カール・ポパー 【文庫】 1,573 円
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