ポール・コロン率いる 豪華チェロ・アンサンブルによるアルバム ★ベンガルールのにぎやかな街から、サン・ナゼールの工業港の不思議な美しさまで、ポール・コロンにインスピレーションを与える様々な地の空気を詩的な音で表したネオ・クラシカルのアルバム。 クラシックにルーツをもつポール・コロンが、4人の素晴らしいチェロ仲間とともに、どこか瞑想的な世界を展開しています。 ★ポール・コロン=ローザンヌ高等音楽院でフランソワ・サルクのもとで学ぶ。 ソロ・プロジェクト「Bleue」でIcarts Sessions/France Musique 2019の聴衆賞を受賞。 2022年、室内楽文化と即興、エレクトロニクスをミックスした5台のチェロのための音楽実験室「Bleue Quintet」を創設。 ポール・コロンブは世界5大陸でツアーを行い、2012年にはインドのバンガロール音楽学校で教鞭をとった。 また、コンセール・ドゥ・ポッシュの文化活動トレーナーとして、老人ホーム、刑務所、病院、亡命希望者など、会場から遠く離れた聴衆を対象に活動している。 ★共演メンバーも錚々たる顔ぶれです。 ジュスタン・メトラルは、パリ・コンセルヴァトワールで、フィリップ・ミュレル、ラファエル・ピドゥに師事。 様々なオーケストラとも共演、"Revelation Adami" 受賞。 フレデリク・デュヴィユはパリ音楽院卒業後、ヨーヨー・マ、シュタルケル、さらにアルバン・ベルクなどの世界的な四重奏団のもとで研鑽を積む。 グレゴリオ聖歌、バロック音楽、ジャズ、インド音楽に傾倒する。 エレクトリック・チェロも演奏する。 ミシェル・ピエールはパリ・コンセルヴァトワールでフィリップ・ミュレルに師事。 テクノやプログレ・ロックのグループでも演奏。 料理もプロ級。 ルイ・ロッドは、"Revelation Adami" 受賞、そしてミュンヘン国際コンクールでシフラ財団賞を受賞。 トリオ・カレニーヌ創立メンバー。 収録情報 曲目・内容 ポール・コロン ブルー・クインテット SIDE A 01 序奏 introduction 2:33 02 lindar 2:59 03 ベンガルール (バンガロール) bangalore 4:13 04 愛された beloved 3:38 05 奥地 outback 4:33 06 草地 grassland 3:53 07 ステップ (草原) steppe 3:43 08 蜃気楼 mirage 4:18 SIDE B 09 ブルー bleue 4:08 10 低地 lowland 3:42 11 punk ii 3:27 12 punk 3:14 13 r.e.m 4:14 14 子守歌 berceuse 2:22 アーティスト(演奏・出演) ブルー・クインテット [ポール・コロン (Vc) 、ジュスタン・メトラル (Vc) 、フレデリク・デュヴィユ (Vc) 、ミシェル・ピエール (Vc) 、ルイ・ロッド (Vc) 、フレゴワール・ヴェイラン (芸術監督) ] レコーディング 録音:2023年7月4-6日 ポール・コロン ブルー・クインテット 5,115 円
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ポール・コロン率いる 豪華チェロ・アンサンブルによるアルバム ★ベンガルールのにぎやかな街から、サン・ナゼールの工業港の不思議な美しさまで、ポール・コロンにインスピレーションを与える様々な地の空気を詩的な音で表したネオ・クラシカルのアルバム。 クラシックにルーツをもつポール・コロンが、4人の素晴らしいチェロ仲間とともに、どこか瞑想的な世界を展開しています。 ★ポール・コロン=ローザンヌ高等音楽院でフランソワ・サルクのもとで学ぶ。 ソロ・プロジェクト「Bleue」でIcarts Sessions/France Musique 2019の聴衆賞を受賞。 2022年、室内楽文化と即興、エレクトロニクスをミックスした5台のチェロのための音楽実験室「Bleue Quintet」を創設。 ポール・コロンブは世界5大陸でツアーを行い、2012年にはインドのバンガロール音楽学校で教鞭をとった。 また、コンセール・ドゥ・ポッシュの文化活動トレーナーとして、老人ホーム、刑務所、病院、亡命希望者など、会場から遠く離れた聴衆を対象に活動している。 ★共演メンバーも錚々たる顔ぶれです。 ジュスタン・メトラルは、パリ・コンセルヴァトワールで、フィリップ・ミュレル、ラファエル・ピドゥに師事。 様々なオーケストラとも共演、"Revelation Adami" 受賞。 フレデリク・デュヴィユはパリ音楽院卒業後、ヨーヨー・マ、シュタルケル、さらにアルバン・ベルクなどの世界的な四重奏団のもとで研鑽を積む。 グレゴリオ聖歌、バロック音楽、ジャズ、インド音楽に傾倒する。 エレクトリック・チェロも演奏する。 ミシェル・ピエールはパリ・コンセルヴァトワールでフィリップ・ミュレルに師事。 テクノやプログレ・ロックのグループでも演奏。 料理もプロ級。 ルイ・ロッドは、"Revelation Adami" 受賞、そしてミュンヘン国際コンクールでシフラ財団賞を受賞。 トリオ・カレニーヌ創立メンバー。 収録情報 曲目・内容 ポール・コロン ブルー・クインテット 01 序奏 introduction 2:33 02 lindar 2:59 03 ベンガルール (バンガロール) bangalore 4:13 04 愛された beloved 3:38 05 奥地 outback 4:33 06 草地 grassland 3:53 07 ステップ (草原) steppe 3:43 08 蜃気楼 mirage 4:18 09 ブルー bleue 4:08 10 低地 lowland 3:42 11 punk ii 3:27 12 punk 3:14 13 r.e.m 4:14 14 子守歌 berceuse 2:22 アーティスト(演奏・出演) ブルー・クインテット [ポール・コロン (Vc) 、ジュスタン・メトラル (Vc) 、フレデリク・デュヴィユ (Vc) 、ミシェル・ピエール (Vc) 、ルイ・ロッド (Vc) 、フレゴワール・ヴェイラン (芸術監督) ] レコーディング 録音:2023年7月4-6日 ポール・コロン ブルー・クインテット 3,245 円
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フィンランド、ルーツ・ミュージック作曲家 ヴィリヤム・ニーテュコスキの多様な楽曲を 名門オストロボスニア室内管弦楽団が演奏 ★フィンランドでもっとも国際的に知られるオーケストラのひとつ、オストロボスニア室内管弦楽団は、1972年、指揮者ユハ・カンガスにより中部ポホヤンマー県のコッコラに学生オーケストラとして創設されました。 1989年にプロ・オーケストラに改組。 2013年からカンガスの後任としてサカリ・オラモが芸術監督を務め、2019年秋、スウェーデンのマーリン・ブルーマン Maroij Broman が音楽監督に就任しました。 オストロボスニア室内管弦楽団の創設50周年を記念するアルバムではルーツ・ミュージック作曲家」のヴィルャミ・ニーテュコスキ Viljami Niittykoski (1895-1985) の音楽が特集されます。 ニーテュコスキは、毎年7月にフォーク・ミュージック・フェスティヴァルが開催されることで知られるカウスティネン市のサロンキュラ地区で生まれ、指物師や両親が開墾した農場の仕事で生計を立て、土地の人々が伝えてきた音楽に触れて育ちました。 19歳の時に最初の曲《思い出のバラ》を作り、1930年代の初期には地域のフィドル弾きを集め「サロンキュラ・オーケストラ」も組織。 1985年に没するまでに100を超す数の曲を作りました。 このアルバムでは、「オスカル・メリカント、レーヴィ・マデトヤ、ヘイッキ・クレメッティといったナショナル・ロマンティシズム期の作曲家に倣った世俗と宗教の歌曲、合唱曲」「サロンオーケストラ・スタイルの器楽曲」「カウスティネン民俗音楽祭に合わせて書いたフォーク・スタイルの小曲」とスタイル分けされる彼の作品が 19曲、演奏されます。 ニーテュコスキ自身のオーケストレーションによる《音で遊ぼう》以外の曲は、ティモ・アラ=コティラ Timo Ala-Kotila (1959-) 、イルッカ・コタヤ Ilkka Kotaja (1980-) 、ラウリ・プラッカ Lauri Pulakka (1962-) 、『フォーク・シーズン』 (ABCD-402) のクレータ=マリア・ケンタラ Kreeta-Maria Kentala (1964-) が編曲。 プラッカが編曲した《自然の音》は「かなり速いテンポ」の〈春の鳥 (Kevatlinnut) 〉、「自然なリズム」の〈寄せるさざ波 (Laineiden laiketta) 〉〈カッコウの鳴き声 (Kaen kukuntaa) 〉、「ゆっくりと深く」〈松の葉のささめき (Honkain huminaa) 〉と〈コーダ (Coda) 〉の5つの部分からなる小曲です。 収録情報 曲目・内容 ヴィリヤム・ニーテュコスキ、ルーツ・ミュージック作曲家 ヴィルャミ・ニーテュコスキ (1895-1985) 1. カウスティネンの行進曲 (Kaustislainen marssi) 2. 夏の思い出 (Kesan muisto) 3. 響きの波 (Savellaineita) 4. 喜びと悲しみと (Iloa ja surua) 5. 楽しいポルスカ (Iloinen polska) 6. 嘆きの行進曲 (Surunvoittoinen marssi) 7. 思い出のバラ (Muistojen ruusuja) 8. 移りゆく気分 (Tunnelmasta toiseen) 9. ポルカ・メドレー (Polkkasikerma) 10. 短調のシリア・ワルツ (Silia valssi mollissa) 11. 演奏者の挨拶 (Soittajan tervehdys) 12. 自然の音 (Luonnon aania) 13. 愉快にやろう (Reipasta menoa) 14. お別れの行進曲 (Jaahyvaismarssi) 15. スピードの魅惑 (Vauhdin hurmaa) 16. 憂鬱の秋 (Syyssynkkyytta) 17. アダージョ (Adagio) 18. 夏の感覚 (Suvitunnelma) 19. 音で遊ぼう (Leikkivat salvelet) アーティスト(演奏・出演) オストロボスニア室内管弦楽団 マーリン・ブルーマン (音楽監督) レコーディング 録音 : 2021年9月13日-15日スネルマンホール (コッコラ、フィンランド) 制作・録音エンジニア・編集 : マルック・ヴェイヨンスオ ヴィリヤム・ニーテュコスキ、ルーツ・ミュージック作曲家 2,563 円
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廻 由美子、フッソング 2人の名手が奏でる原田敬子作品集 ★日本人作曲家、原田敬子の作品集。 福島が強く意識された作品が並びます。 演奏するのはアコーディオンの世界的名手、フッソングに、ピアニストの廻。 原田作品ならではの時間軸や緊迫感を感じさせる世界を見事に響かせています。 『F-フラグメンツ』は、2012年11月3日に世界初演された作品。 原田自身「直接の面識がない人々、行ったことのない土地、そこで流れた時間を、覚醒して意識的に、この11の断片的楽章に記憶しようと試みた」と述べていますが、福島をめぐる様々な事象や人物が刻み込まれた音を、ピアノとアコーディオンが極度の集中の中響き合わせていきます 収録情報 曲目・内容 原田敬子:作品集 F-fragments (アコーディオンとピアノのための) (2012) Book I (アコーディオンのための) (2010) Nach Bach (ピアノ・ソロのための) (2004) アーティスト(演奏・出演) 廻 由美子 (ピアノ) シュテファン・フッソング (アコーディオン) レコーディング 録音:2013年1月10-12日神奈川県、相模湖ホール 原田敬子 作品集 3,143 円
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17歳の天才カーチャ・メラー登場! 母のピアノでレーラ・アウエルバッハ作品に挑戦 ★ロシア出身のピアニストで、アウエルバッハ作品を積極的に演奏・録音しているクセニヤ・ノーシコワが、17歳の愛娘カーチャ・メラーとヴァオリンとピアノのための作品集に挑戦しました。 ★カーチャ・メラーは6歳でリタイタルを開き、12歳でオーケストラと共演した神童。 15歳前後からアメリカ国内のコンクールに上位入賞し、ナショナル・ヤングアーチスト基金の奨学生にもなっています。 ロシア語も堪能でアウエルバッハともロシア語でコミュニケーションをとる才女でもあり、今後目を離せない新人と申せましょう。 ★レーラ・アウエルバッハは「24の前奏曲」という形態に強い興味を持ち、ピアノ独奏、ヴァオリンとピアノ、ヴィオラとピアノ、チェロとピアノの同名異作を生み出しています。 ヴァオリンとピアノのものは1999年の作で、ワジム・グルズマンに献呈されました。 グルズマンの録音もBISレーベルにありますが、ここでは第8番と22番の追伸が初録音されている点が注目。 もうひとつの初録音が「オソコルキ」。 「断片」を意味するロシア語で、ギドン・クレーメルの自伝からインスピレーションを受けたもの。 2004年にクレーメルとアウエルバッハが初演した重要作ながらCD録音は初めてとなります。 ショスタコーヴィチ、シュニトケ直系のロシア音楽の世界を味わえます。 収録情報 曲目・内容 レーラ・アウエルバッハ:24の前奏曲 1. 24の前奏曲(ヴァイオリンとピアノ) 2. 前奏曲第8番の追伸 3. 前奏曲第22番の追伸 4. オソコルキ(断片)(全10曲) アーティスト(演奏・出演) アヴィタ・デュオ【カーチャ・メラー(ヴァイオリン)、クセニヤ・ノーシコワ(ピアノ)】 レコーディング 録音:2021年 6月13-17日/ボックスマン・ビル・コンサートホール(アイオワ・シティ) レーラ・アウエルバッハ:24の前奏曲 2,981 円
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あらたに切り開かれる同時代の音楽シリーズ、「ホライゾン」 “黄金のブラス”トロンボーン首席ライエンが大活躍! RCO委嘱作ファーベイの「リート」世界初演ほか 2007年最新ライヴ集 ★ 1888年の創設以来、ことしで120年の伝統を誇るRCOは同時代の作品に理解あることで知られています。 マーラーやシュトラウスのオランダ初演については数知れず、古くはセーケイ独奏でバルトークのヴァイオリン協奏曲第2番(1939年)世界初演を果たしているほか、当オケはみずから作品を委嘱、その世界初演を通じて音楽界をリードしてきました。 近いところでは2005年12月にヤンソンスの指揮でヘンツェの「夢みるセバスチャン」(RCO.06001)が世界初演され、また、1987年には楽団創立100周年記念の委嘱作であるベリオのフォルマツィオーニがシャイーによって初演されています。 こうした背景もあり、ここにRCO Live よりわたしたちと同時代の音楽に光を当てるあらたなシリーズがスタートします。 その名も「ホライゾン」(地平線)。 その第1弾では、2007年にRCOのおこなった世界初演もしくはオランダ初演のライヴが集められています。 「冥王星」で一躍その名を馳せたコリン・マシューズに、プロムス2005で初演されたBBC委嘱作のグラナートがオランダ初演。 ハイデルベルク生まれのエッゲルトによる連作と、RCOの委嘱で首席奏者ライエンを念頭に書かれたファーベイのトロンボーン協奏曲が世界初演時のドキュメントになります。 RCOによる世界初演ということで「オランダ音楽祭」の呼び物のひとつであったエッゲルトのナンバー・ナイン VI 。 副題は、プールサイドの風景を好んで描いたイギリスの現代画家デイヴィッド・ホックニーが、1967年初夏のカリフォルニアで制作した同名の絵画にもとづいています。 プールから跳ね上がる‘とても大きな水しぶき’が見る者に強烈なインパクトを与えるこの作品、モダン・アート・シーンでたいへん有名な内容ですが、当曲はエッゲルトによると‘絵画では飛び込む瞬間が永遠に停止し続けますが、この永続性を時間芸術である音楽で表現するために、ミニマル風、パターン・ミュージックの手法を採用した’というもの。 こちらは初稿のアルト・サックスとジャズ・ベースを除いたオケのみによる第2稿による演奏。 そして、なんといってもアルバム一番の目玉はファーベイの新作。 すでにRCOによるトロンボーン協奏曲委嘱の試みは2001年のトマジ、2004年のべリオに次いで3度目となりますが、緩−急−緩−急とテンポの異なる4つのブロックから構成される全曲を、‘黄金のブラス’の筆頭、RCO首席ライエンの音色と離れ技で一息に聴かせます。 この作品のほか、すべてのナンバーで指揮を手がけるのは、ヘンツェに見出され、その実演や録音活動で知られる現代作品のスペシャリスト、シュテンツ。 かれのもとRCOによって美しく磨き抜かれたサウンドの魅力で、一見取っ付き難そうな現代作品といえどもわたしたちを抵抗なく誘います。 なお、ライエンがリーダーを務めるロイヤル・コンセルトへボウ・ブラスの来日公演が、11月のRCO本体に先駆けてこの7月に予定されています。 収録情報 曲目・内容 1. モーリッツ・エッゲルト(b.1965):ナンバー・ナイン VI :a bigger splash(2006−07)2. コリン・マシューズ(b.1946):ターニング・ポイント(2006)3. テオ・ファーベイ(b.1959):トロンボーンと管弦楽のためのリート(2007)4. デトレフ・グラナート(b.1960):劇場的動物譜 Theatrum Bestiarum(2004−2005/2006改訂) アーティスト(演奏・出演) ヨルゲン・ファン・ライエン(Tb)マルクス・シュテンツ(指揮)ロイヤル・コンセルトへボウO. レコーディング 録音:[track-1] 2007年6月21&22日 [track-2] 2007年1月18日 [track-3,4] 2007年9月18&19日/アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ) 「ホライゾン1−プレミア2007」 2,948 円
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出るだけで大注目の全曲最新録音! 5時間たっぷり轟音と超絶技巧と複雑な対位法! 危険な芸術、ソラブジの複雑怪奇な超大作 『オプス・クラヴィチェンバリスティクム』 現代音楽スペシャリストによる圧巻の演奏! ★長大難解なピアノ曲で知られるカイホスルー・シャプルジ・ソラブジ (1892-1988) 。 その作品群の極北ともいえる『オプス・クラヴィチェンバリスティクム』は5時間かかる超大曲で、他に類を見ない複雑怪奇な大作です。 1930年の完成時には史上最大の長さと難易度を誇る作品として認識され、現在なお、その後に生まれた数々の前衛ピアノ作品たちの親玉たる存在感を強烈に放っています。 音符に埋め尽くされた譜面から噴出する途轍もないパッセージ、強烈な音塊、81もの変奏を持つパッサカリアなどで聴き手を圧倒しつつ、同時にバッハの『フーガの技法』やブゾーニの『対位法的幻想曲』を思わせる対位法的高まりまで創生していく恐るべき作品。 最終盤の驚異的な激烈さたるや最早あいた口がふさがらない凄まじさです。 ★とうぜん生半可な気持ちで取りあげられる楽曲ではなく、全曲の新録音が出ただけでも大注目に値します。 今回その偉業を成し遂げたダーン・ファンドゥールは1968年フランドル生まれのピアニスト。 20世紀以降の音楽のスペシャリストとしてアイヴズ、メシアン、シェーンベルクから現代の新曲まで何でも弾きこなす腕利きで、ソラブジももちろんレパートリー内の作曲家。 超絶技巧のみならず、美しく歌われる箇所もじつに印象的で、活き活きと音楽が奏でられる大秀演。 怪物的作品をじっくり楽しめる嬉しいディスクの登場です。 収録情報 曲目・内容 ソラブジ (1892-1988) :オプス・クラヴィチェンバリスティクム KSS50 [CD1] I. Introito II. Preludio-Corale (Nexus) III. Fuga I quatuor vocibus IV. Fantasia V. Fuga II duplex [CD2] VI. Interludium primum (Thema cum XLIV variationibus) VII. Cadenza I [CD3] VIII. Fuga tertia triplex: Dux primus / Dux alter / Dux tertius [CD4] IX. Interludium alterum: Toccata / Adagio / Passacaglia cum LXXXI variationibus [CD5] X. Cadenza II XI. Fuga IV quadruplex: Dux primus / Dux alter / Dux tertius / Dux quartus XII. Coda-Stretta アーティスト(演奏・出演) ダーン・ファンドヴァール (ピアノ) レコーディング 録音:2023年3月/コンセルトヘボウ ソラブジ:オプス・クラヴィチェンバリスティクム KSS50 8,525 円
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★吉野直子の自主レーベル“grazioso”からの4枚目となるアルバムでは、20世紀後半以降の作品を中心に集めました。 ★『核となるのは、ハインツ・ホリガー、細川俊夫、武満徹、ジョン・ケージ、そして吉松隆の作品です。 ホリガーが優れたハープ奏者である妻ウルスラのために書いた「セクエンツィア」は、無駄な音をすべてそぎ落としながらも豊かで多彩な表情をもつ作品です。 それに続く細川俊夫の「回帰II」は、2001年に初演させていただいたハープ協奏曲「回帰」のソロ・ハープ版です。 ゆったりと流れる凝縮された時間の中に、宇宙や海の無限に拡がっていく世界が表現されています。 武満徹の「スタンザII」では、ハープがあらかじめ録音されたテープと共演します。 一見機械的に処理されたような音の中にも、武満さんならではの世界が広がります。 ケージ30歳代の作品である「ある風景の中で」は、淡々と進む曲想の中にもケージ独特の世界観がとても印象的です。 2006年に初演させていただいた吉松隆の「ライラ小景」は、5つの小曲からなる組曲で、宇宙と星、そしてそこに関わる人間への優しい眼差しが物語のように表現されています。 これらの核となる作品をつなぎ合わせる役目として、サティの「3つのグノシエンヌ」を合間に挟みこみました。 アルバムを締めくくるのは、ハープと関係が深いウェールズ出身の作曲家ウィリアムズによる、「ヒラエス〔郷愁〕」です。 ひとつの大きな物語を作るような感覚で、このアルバムを構成しました。 いろいろな聴きかたをしていただければ、嬉しく思います。 (吉野直子)』 ★「ハープ・リサイタル〜その多彩な響きと音楽」(GNY 701)、「ハープ・リサイタル2〜ソナタ、組曲と変奏曲」(GNY 702)、「ハープ・リサイタル3〜バッハ・モーツァルト・シューベルト・ブラームス 他」(GNY 703)も好評発売中。 いずれもレコード芸術特選盤です。 ★本ディスクは原盤音質を極限まで再現する新技術であるUHQCD(Ultimate Hi Quality CD)が用いられております。 ◆レコード芸術 2019年4月号 特選盤 【曲目・内容】 吉野直子/ハープ・リサイタル4〜武満・細川・吉松・ケージ・サティ 1. エリック・サティ(1866-1925):グノシエンヌ第1番(4’05”) 2. ハインツ・ホリガー(1939-):「ヨハネ福音書」第1章32節によるセクエンツィア(3’48”) 3. 細川俊夫(1955-):回帰 I(I 13’18”) 4. エリック・サティ:グノシエンヌ第2番(1’58”) 5. 武満徹(1930-1996):スタンザ I(I ハープとテープのための)(6’13”) 6. ジョン・ケージ(1912-1992):ある風景の中で(8’50”) 7. エリック・サティ:グノシエンヌ第3番(3’03”) 8.-12. 吉松隆(1953-):ライラ小景 作品99 【 i .プロローグ(3’21”)+ ii .ダンス(3’11”)+ iii .モノローグ(3’50”)+ iv .ワルツ(3’00”)+ v .エピローグ(3’57”)】 13. グレイス・ウィリアムズ(1906-1977):ヒラエス〔郷愁〕(2’21”) 【アーティスト(演奏・出演)】 吉野直子(ハープ) 【レコーディング】 セッション録音:2018年7月&9月/軽井沢 吉野直子/ハープ・リサイタル4 〜武満・細川・吉松・ケージ・サティ 3,069 円
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収録情報 曲目・内容 ジョン・アダムズ・エディション ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ジョン・アダムズ (1947-): CD1 《ハルモニーレーレ(和声学)》(1984-85) (42’05) ジョン・アダムズ(指揮) 録音:2016年9月17日 《ショート・ライド・イン・ア・ファスト・マシーン》(1986) (4’12) アラン・ギルバート(指揮) 録音:2016年12月3日 管弦楽のための《シティ・ノワール》(2009) (34’13) グスターボ・ドゥダメル(指揮) ティモシー・マクアリスター(サクソフォン) 録音:2017年6月9日 CD2 管弦楽のための《ロラパルーザ》(1995) (6’36) アラン・ギルバート(指揮) 録音:2016年12月3日 ヴァイオリンと管弦楽のための劇的交響曲《シェヘラザード.2》(2014) (48’09) ジョン・アダムズ(指揮) リーラ・ジョゼフォヴィッツ(ヴァイオリン) 録音:2016年9月17日 バリトンと管弦楽のための《ウンド・ドレッサー》(1988-89) (18’32) キリル・ペトレンコ(指揮) ゲオルク・ニーグル(バリトン) 録音:2017年3月23日 CD3,4 受難オラトリオ《もうひとりのマリアの福音書》(2011-12) (2h24’00) サー・サイモン・ラトル(指揮) ケリー・オコーナー(メゾソプラノ/マグダラのマリア) タマラ・マンフォード(メゾソプラノ/マルタ) ダニエル・ブーベック(カウンターテナー) ブライアン・カミングス(カウンターテナー) ネイサン・メドリー(カウンターテナー) ピーター・ホア(テノール/ラザロ) ベルリン放送合唱団 ダニエル・ロイス(合唱指揮) 録音:2017年1月28日 Blu-ray 1 このブルーレイ・ディスクには、下記の曲のコンサート映像が収録されています。 ・《ハルモニーレーレ(和声学)》 ・《ショート・ライド・イン・ア・ファスト・マシーン》 ・管弦楽のための《シティ・ノワール》 ・管弦楽のための《ロラパルーザ》 ・ヴァイオリンと管弦楽のための劇的交響曲《シェヘラザード2》 ・バリトンと管弦楽のための《ウンド・ドレッサー》 ボーナス:ジョン・アダムズとサラ・ウィリス(ホルン奏者)との対話(19’00) Blu-ray 2 このブルーレイ・ディスクには、下記の曲のコンサート映像とドキュメンタリー映像が収録されています。 ・受難オラトリオ《もうひとりのマリアの福音書》 ドキュメンタリー:『ショート・ライド・ウィズ・ジョン・アダムズ』(45’00) ダウンロード・コード この商品には、上記全曲のハイレゾ音源(24bit/192kHz)をダウンロード するためのURLとそのパスワードが封入されています。 デジタル・コンサートホール ベルリン・フィルの映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」を7日間無料視聴できるチケット・コードが封入されています。 アーティスト(演奏・出演) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団商品番号 KKC-9271 "ラトル、ペトレンコ、ドゥダメル、ギルバート 現代最高峰の指揮者たちが振る! 世界一のオーケストラが選んだ作曲家ジョン・アダムズ" ジョン・アダムズ・エディション ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ジョン・アダムズ ドゥダメル キリル・ペトレンコ アラン・ギルバート ラトル John Adams / Berliner Philharmoniker,Gustavo Dudamel,Alan Gilbert,Kirill Peternko,Sir Simon Rattle 4CD+2Blu-ray 国内仕様 日本語帯・解説付 発売日:2017年11月21日 レーベル:BERLINER PHILHARMONIKER 世界一のオーケストラが選んだ作曲家ジョン・アダムズ 現代アメリカを代表する作曲家、ジョン・アダムズ。 戦後のアメリカでもっとも影響力が強く、また高い人気を誇ります。 ベルリン・フィルは、2016/17年シーズンのアーティスト・イン・レジデンスに作曲家として初めてジョン・アダムズを迎え、シーズンを通して彼の作品を様々な指揮者が演奏しました。 この「ジョン・アダムズ・エディション」は、その特別なシーズンの記録とベルリン・フィルがこのように同時代の作曲家を取り上げ、新しい作品の紹介と普及に努めていることの証となるでしょう。 アダムズの音楽は、決して難解ではありませんが、その音楽の圧倒的迫力、音響的快楽を世界最高峰のオケで存分に味わうことができます。 【次期首席指揮者ペトレンコ】 このエディションには、様々な指揮者が登場します。 中でもこのエディションの注目ポイントのひとつ、キリル・ペトレンコによる≪ウンド・ドレッサー≫です。 2017年3月23日に行われたこのコンサートは、2015年6月21日にペトレンコがベルリン・フィルの次期首席指揮者に選ばれ、その後初めての登場となった記念すべきコンサートです。 ≪ウンド・ドレッサー(包帯係)≫はアメリカの詩人ウォルト・ホイットマンが自らの戦争における看護体験を綴った詩を題材とした楽曲。 このコンサートではモーツァルトの≪ハフナー≫とチャイコフスキーの≪悲愴≫に挟まれるようなかたちで演奏されました。 彼とベルリン・フィルの相性を知るうえで、貴重な録音となるでしょう。 【アダムズ、指揮者としてベルリン・フィル、デビューを飾る】 アダムズ自身による演奏の作品≪ハルモニーレーレ≫と≪シェヘラザード2≫。 2016年9月に行われたベルリン・ムジークフェストの枠でベルリン・フィルに客演した時の演奏で、何と指揮者としてのデビューも飾っています。 1985年に初演された≪ハルモニーレーレ≫。 「サンフランシスコ湾の大きなコンテナ船が、宇宙船のように空に向かって飛んで行く」というアダムズ自身が見た夢から啓発されて書かれた作品で、冒頭ではホ短調の和音が祝砲のように繰り返し鳴らされます。 続いてヴァイオリン協奏曲≪シェヘラザード2≫。 これはアダムズがパリのアラブ世界研究所に展示された《千夜一夜物語》の展覧会、特にシェヘラザードの像にインスピレーションを受けて書かれた作品。 「この物語の多くに見られる、女性への当たり前のような暴力から、私は今の時代毎日のように接するニュース映像について熟慮するようになった。 それで独奏ヴァイオリンを主人公にした劇的交響曲を作曲するというアイデアが生まれた」とアダムズは語ります。 この作品では具体的な物語が描かれているわけではありませんが、暴力や抑圧を非難する彼のメッセージが込められています。 宗教の狂信者に追われ、裁判にかけられるシェヘラザードは、フィナーレでついに自由を見出すことになります。 2015年の初演者であるリーラ・ジョゼフォヴィッツがソロを務めています。 【ドゥダメルのロス・フィル就任記念委嘱作品】 ドゥダメルによる≪シティ・ノワール≫。 ドゥダメルがロサンゼルス・フィルの首席指揮者に就任した記念公演で初演され、大きな成功を収めた作品。 3楽章から成り、1940年代から50年代にかけてアメリカ社会の雰囲気を退廃的に描いたフィルム・ノワールの影響を受けて書かれました。 アダムズは1980年代から90年代に多用したミニマル音楽の要素を抑え、冒頭ではストラヴィンスキーからガーシュイン、バーンスタイン、ミヨー、さらにジョン・コルトレーンまで様々な音楽的要素を散りばめています。 さらに中間楽章ではジャズのリズムが加わり、50年代初頭のアメリカに聴き手を誘うでしょう。 その後に登場するトロンボーンのソロは、デューク・エリントン楽団の2人の名トロンボーン奏者をイメージしたものだとアダムズは語っています。 【アラン・ギルバートによる疾走感溢れる2作品】 日系アメリカ人指揮者のアラン・ギルバートは、活気あるリズムと明るいオーケストレーションの《ショート・ライド・イン・ア・ファスト・マシーン》とサイモン・ラトルの40歳の誕生日に際して書かれた音楽《ロラパルーザ》の2つの作品を取り上げています。 【ラトル指揮による大作、セラーズとアダムズのコラボレーション】 このエディションのメイン・プログラムである、オラトリオ《もう1人のマリアの福音書》は現・首席指揮者ラトルが振ります。 2015/16シーズンに同じくアーティスト・イン・レジデンスを務めたピーター・セラーズが演出したもの。 「もう1人のマリア」とは、マグダラのマリアのこと。 2012年にロサンゼルスで初演されたこの音楽劇では、キリストの受難が、彼に最後まで付き添い、最初にその復活の証人となったと言われる彼女の視点から描かれています。 アダムズとセラーズの共同作業の目的は聖書を書き直すことではなく、新約聖書と旧約聖書、中世の神秘主義者、20世紀の女性解放や政治の活動家、さらにホロコーストの生存者からの引用をコラージュして台本を編纂しています。 カウンターテナーによる3人の福音史家を始めとする歌手陣にも注目です。 【世界的な写真家ヴォルフガング・ティルマンスによるアートワーク】 この「ジョン・アダムズ・エディション」のアートワークには世界的な写真家ヴォルフガング・ティルマンスの作品が使われています。 ティルマンスのスナップ的ポートレートが各ページにあしらわれた幻想的な装丁となっています。 ヴォルフガング・ティルマンス 1968年、ドイツ生まれ。 1980年代末より写真を撮り始め、1992年にロンドンへ移住後はカルチャー誌で活躍。 1993年にケルンで初めて本格的な個展を開催。 風景や静物、ヌード、抽象的プリントワークなど多様な形態で作品を発表し続け、ファインアートとして高い評価を集め、2000年はイギリスで最も権威ある現代アート賞、ターナー賞を受賞。 2015年にはハッセルブラッド国際写真賞受賞している。 ジョン・アダムズ 1947年、アメリカ合衆国東部ニューイングランド地方、マサチューセッツ州ウォーセスター生まれ。 1965年ハーバード大学音楽学部に入学。 卒業後、サンフランシスコ音楽院で教鞭を執り、現代アメリカで最も尊敬を集める作曲家のひとりとなった。 代表作に管弦楽曲《シェイカー・ループス》《和声学》、オペラ『中国のニクソン』『クリングホファーの死』など。 同時多発テロ犠牲者追悼曲《魂の転生》でピューリッツァー賞受賞。 指揮者としても、世界各地の名門オケに客演している。 ◆レコード芸術 2018年2月号 特選盤 関連商品リンク KKC-6301 ジョン・アダムズ・エディション 14,300 円
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「人生を変えてしまうメロディー」 ミニマル音楽の金字塔的傑作を鮮烈に奏でた名盤 初のアナログ・ディスク化! ★2015年に「Tomoko Mukaiyama Foundation」レーベルより発表されたCDアルバムをALTUS がライセンスして初LP化。 ミニマル音楽の金字塔として知られる傑作『カント・オスティナート』を現代音楽に造詣の深い向井山朋子とゲラルド・バウハウスが2台ピアノで演奏。 美しく繰り返されるメロディーが次第に変化し、大きな波となって展開していきます。 いちど聴いたら忘れられない、鮮烈な体験を約束する名盤。 LP 2枚分の大曲で一続きの楽曲のため、盤面の切替部分ではフェードイン・フェードアウトを用いています。 面を変え聴き進めるごとにより深い階層へ降りていくような感覚にとらわれることでしょう。 CDとはまた違った魅力を放つアルバムです。 収録情報 曲目・内容 シメオン・テン・ホルト (1923-2012) :カント・オスティナート [LP1-A] 19:37 [LP1-B] 14:06 [LP2-A] 22:44 [LP2-B] 22:03 アーティスト(演奏・出演) 向井山朋子 ゲラルド・バウハウス (ピアノ) レコーディング 録音:2014年12月1・2日/グランドシアター、グローニンゲン、オランダ カント・オスティナート/向井山朋子、ゲラルド・バウハウス 13,200 円
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「人生を変えてしまうメロディー」 ミニマル音楽の金字塔的傑作を鮮烈に奏でた名盤 ★2015年に発表されたアルバム。 ミニマル音楽の金字塔として知られる傑作『カント・オスティナート』を現代音楽に造詣の深い向井山朋子とゲラルド・バウハウスが2台ピアノで演奏。 美しく繰り返されるメロディーが次第に変化し、大きな波となって展開していきます。 いちど聴いたら忘れられない、鮮烈な体験を約束する名盤。 80分近い大曲で一続きの楽曲のため聴き進めていくとどんどん深い階層へ降りていくような不思議な感覚にとらわれることでしょう。 収録情報 曲目・内容 シメオン・テン・ホルト (1923-2012) : カント・オスティナート アーティスト(演奏・出演) 向井山朋子 ゲラルド・バウハウス (ピアノ) レコーディング 録音 : 2014年12月1・2日/グランドシアター、グローニンゲン、オランダ カント・オスティナート 1,881 円
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アンサンブル2E2M アコースティック楽器と電子楽器が織りなす 迫力がくせになる音世界 ★2022年に結成50年を迎えた、フランスの現代音楽演奏集団2e2mによる1枚。 タイトルのentranceは、収録されているロミテッリの作品からとられています。 これはチベットのマントラからインスピレーションを得て書かれたもので、トランス状態の、といった意味をもっています。 ソプラノとアコースティック楽器と電子楽器という編成で、なんとも幻想的な世界です。 最後に収録されているのは2020年に亡くなった《ポール・メファノへのオマージュ》。 メファノは1937年に生まれ、ブーレーズ、シュトックハウゼン、そしてメシアンらに師事し、アンサンブル2e2mを設立、500以上もの若き作曲家たちの作品の初演を指揮した人物でもあります。 どの作品も、アコースティック楽器と電子楽器が組み合わされた作品も、すべてが見事にブレンドされていて、迫力ある音世界が展開されています。 収録情報 曲目・内容 ・バスティエン・ダヴィド:Instinct (クラリネット、ファゴット、打楽器、ピアノ、アコーディオン、コントラバス) ・ジュリア・ラルッソ:Entr’ouvert (ピアノ・ソロと電子楽器) ・ファウスト・ロミテッリ:EnTrance (ソプラノ、アコースティック&電子楽器アンサンブル) ・ファウスト・ロミテッリ:Trash TV Trance・リチャード・コンテ:Some Echoes Of A Trance・ピエール・ジュリアード:ポール・メファノへのオマージュ アーティスト(演奏・出演) アンサンブル2e2m (音楽監督:レオ・マルグ) EnTrance 3,157 円
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さまざまな編成による新感覚のデュオ。 興味の尽きない音世界! ★2014年に発売された作品集 (WER-6786/KKC-5404) がレコード芸術特選盤に選ばれた原田敬子のWERGOレーベル第2弾アルバム。 前作に引き続きアコーディオンとピアノでフッソングと廻由美子が参加しているほか、フルート、トロンボーン、箏、ギターと多彩な楽器が登場。 さまざまな組み合わせの二重奏曲が並びます。 切り詰めた緊張感を保ちながら、呼吸と身振りでもって間を読みあいじっくりと音楽を紡ぐような構成が特徴的。 ★アルバムタイトルにもなっている「midstream+」はトロンボーンとアコーディオンという、音量差の大きな楽器による普通ではありそうもない編成のデュオ。 しかし空気を通して音を出すという共通点もあり、両者の奏でる音が極めて近い感性で溶け込みあい、その中で互いの特徴も活かしつつ、興味の尽きない音世界を作り上げます。 何の楽器がいくつ鳴っているのか、ということもあまり気にならないような新しさです。 収録情報 曲目・内容 原田敬子: zero hour 〜アルト/バスフルートと箏のための (2005/08/10) the 5th season 〜ギターとアコーディオンのための (2008-2012) midstream+ 〜トロンボーンとアコーディオンのための (2004/2008) in 〜バスフルートとピアノのための (2000) third ear deaf II-b' 〜フルートとアコーディオンのための (2003) devil fire tarantella - devil fire tango 〜アコーディオンとピアノのための (2014-2016) アーティスト(演奏・出演) カリン・レヴァイン (各種フルート) マイク・スヴォボダ (トロンボーン) ユルゲン・リュック (ギター) シュテファン・フッソング (アコーディオン) 菊地奈緒子 (十三絃箏、十七絃箏) 廻 由美子 (ピアノ) レコーディング 録音:2016年4月4-8日/ドイツ・ブレーメン放送局スタジオ 原田敬子:midstream+ - トロンボーンとアコーディオンのための 3,300 円
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真に研ぎ澄まされた感性で描く 現代におけるファッションの華やかさと危うさ 話題のインスタレーション作品「ラ・モード」 ひとつの枠に収まることのない名アーティスト 向井山朋子の最新アルバム2020年録音! ★アムステルダムを拠点に活動する、現代音楽を得意とする名ピアニストであり建築や美術などあらゆる芸術を総合した独自の世界を創り上げる名アーティスト・向井山朋子による自主レーベル新作アルバム。 収録されている「ラ・モード」は2016年に台湾の台中国立歌劇院のこけら落とし公演で初演、次いで同年に日本でも上演された向井山の話題作で、コロナ禍の2020年6月にオランダで改めて取り上げられライヴ配信されました。 その直後にレコーディングされたのがこのCDです。 ★1969年キプロス生まれのヤニス・キリアキデスが作曲を手掛けた「ラ・モード」は、舞台に建築家・伊東豊雄のデザインを使ったセットを用い、コンテンポラリーバレエのダンサーが登場、楽器はピアノのみですがエレクトロニクスも大胆に使用し、ひとつの枠に留まらない刺激的で示唆的な世界を生み出した印象的なインスタレーション作品。 作品のテーマは「ファッション」で、一見華やかな世界を思わせますが同時に一筋縄ではいかない強烈な何かを纏った内容となっています。 「ファッションとは人類を最も熱狂させる現代の宗教であり、また最も脆弱で危険なコミュニケーション手段である」といった思想が制作にあたっての核にあるようです。 音楽は5つの楽章からなり1時間を要する大作。 ピアノの最高音の連打からすべてが始まってミニマル、ノイズ、電子音楽、ダンスミュージックなど様々な手法を取り込みながら大きく展開し、同時に研ぎ澄まされた感性と切り詰めた表現力で独自の世界を創り上げていきます。 CD化に際して作品が持つ力を損なうことのないよう、向井山本人が監修したデザインもこだわりに満ちたもの。 たいへん美しく力強い、魅力的なパッケージになっています。 収録情報 曲目・内容 LA MODE ラ・モード 1. Catwalk キャットウォーク 2. Nocturnal 夜行性 3. Early Memory 幼き頃の思い出 4. Dress Code ドレスコード 5. Ito Rumba 伊東ルンバ アーティスト(演奏・出演) 向井山朋子 (ピアノ、パフォーマンス) ヤニス・キリアキデス (作曲) レコーディング 録音:2020年6月2-3日/オランダ、ロバイン・コンサートスタジオ LA MODE ラ・モード 1,881 円
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アムステルダムと東京、現代的感覚にあふれた音楽 ★アムステルダムと東京に縁のある作曲家の作品を集めたアルバムです。 同内容のコンサートも2000年にオランダと東京で開催されました。 建築家とコラボした独特な空間で行われたコンサートはひとつのジャンルにとらわれない向井山の芸術観を反映したもので、CD からもその雰囲気が伝わってきます。 収録情報 曲目・内容 Amsterdam × Tokyo 田中カレン (1961-) :Techno Etudes ミシェル・ファン・デル・アー (1970-) :Just Before テーク・ニューマン (1971-) :Fluweel 野村誠 (1968-) :Away from Home With Eggs Merzbow/権代敦彦 (1965-) :Black Mass アーティスト(演奏・出演) 向井山朋子 (ピアノ) レコーディング 録音:2000年8月22・23日/Studio Graslands in Haarlem Amsterdam × Tokyo 1,881 円
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ピアノ2台 (4手) とパーカッション2名による 大迫力にして緻密なアンサンブル! ★ファス・ア・ファス四重奏団は、ピアノ2名、パーカッション2名という編成のアンサンブル。 全員パリのコンセルヴァトワール出身です。 フランス系ギリシャ人のマルケアスの作品を核に、ガーシュウィン、そしてバーンスタインという魅惑のプログラムを収録。 どれも刺激的なリズムと切れ味鋭い音色。 オーディオ的にも楽しめます! 収録情報 曲目・内容 ・ガーシュウィン/ファス・ア・ファス四重奏団編:パリのアメリカ人 (2台ピアノとパーカッションのための) ・アレクサンドロス・マルケアス:OUTSIDE RHYTHMS (アウトサイド・リズム) ・バーンスタイン/P.サドロ、ファス・ア・ファス四重奏団編:《シンフォニック・ダンス》ウェスト・サイド・ストーリーより アーティスト(演奏・出演) ファス・ア・ファス四重奏団 レコーディング 録音:2021年秋 (ライヴ録音) On the other side 3,157 円
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4人の腕利きサクソフォン奏者たちが 20世紀初頭の音楽を鮮やかに蘇らせる ★2005年に結成されたサクソフォン四重奏団「ソニック・アート」。 現在活動拠点はベルリンですが、メンバーの出身地はベラルーシ、オーストラリア、日本、ドイツという国際色豊かなアンサンブル。 結成以来、クラクフ国際室内楽コンクール第1位およびグランプリ、ドイツ音楽週間賞、ベルガモ・クラシック音楽賞など国際的なコンクールで数々の賞を獲得、またシュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭、クルト・ヴァイル音楽祭、など世界各地の音楽祭に出演し、その実力を認められています。 バロックから現代とレパートリーは幅広く、映画音楽も手がけるなど、彼ら独自のスタイルを持ち精力的に活動を行っています。 本盤は「黄金の20年代」とも呼ばれる20世紀初頭の音楽をサクソフォン4本に効果的に編曲し、色彩豊かな表現で鮮やかに演奏します。 収録情報 曲目・内容 20世紀初頭の音楽/ソニック・アート・サクソフォン四重奏団 マックス・ブティング (1888-1976) 1-5. 陽気な音楽 Op.38 (ラジオ第2放送の音楽) (アンネグレート・トゥリー編) ハンス・アイスラー (1898-1962) 6-11. 組曲 (シュテッフェン・シュライエルマッヒャー編) アレクサンドル・モソロフ (1900-1973) 12. 3つの小品 Op.23a (シュテッフェン・シュライエルマッヒャー編) バルトーク (1881-1945) 13-14. ルーマニアのクリスマス・キャロル (シュテッフェン・シュライエルマッヒャー編) ハンス・ガル (1890-1987) 15-19. 5つの間奏曲 Op.10 (アンネグレート・トゥリー編) ショスタコーヴィチ (1906-1975) 20-22. ジャズ組曲第1番 (クリストフ・エンツェル編) アーティスト(演奏・出演) ソニック・アート・サクソフォン四重奏団 【エイドリアン・トゥリー (ソプラノ・サックス) アレクサンダー・ドロシュケヴィッチ (アルト・サックス) 安泰旭 (テナー・サックス) アンネグレート・トゥリー (バリトン・サックス) 】 20世紀初頭の音楽/ソニック・アート・サクソフォン四重奏団 2,904 円
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自らのアイデンティティを作品にした1枚 ★ユーゴスラビアの音楽一家に生まれ、1994年からオランダに在住しているヴァイオリニスト・歌手のユリア・ハルティヒによるアルバム。 自らのアイデンティティを8人の作曲家による10曲で表現。 自分のために書かれた音楽の数々を、あらゆる感情をのせて正直に歌い、演奏する、豊饒な表現力に打たれる1枚です。 収録情報 曲目・内容 ダーク・ヴェルヴェット 〜 音楽的自伝 イジドラ・ゼベリャン / ヴェリコ・ネナディチ:ヴァイオリンとピアノのための『ダーク・ヴェルヴェット』 (2006/2021) ティボール・ハルティヒ:無伴奏ヴァイオリンのための『モノローグ』* (1993) カリオペ・ツパキ:無伴奏ヴァイオリンのための『イジドラのための歌』* (2020) イジドラ・ゼベリャン:ヴァイオリン、女声とピアノのための歌『ああ、死よ、私の愛よ』* (2011) ルドルフ・ブルーチ:無伴奏ヴァイオリンのための『グスラルスカ』* (1993) アレクサンドラ・ヴレバロフ:ヴァイオリンとプリペアドピアノのための『ハルティヒ座』* (2021) ティボール・ハルティヒ:ヴァイオリンとチェロのための『対話』* (1990) ヴェリコ・ネナディチ:ヴァイオリンとピアノのための二連画『アリアとリフ』* (2022) フアン・フェリペ・ワレル:無伴奏ヴァイオリンのための『小切手、塩、祭、月』 (1997) フロリアン・マグヌス・マイヤー:無伴奏ヴァイオリンのための『エーリッヒ・ツァンの音楽』* (2022) * 世界初録音 アーティスト(演奏・出演) ユリア・ハルティヒ (ヴァイオリン、歌) ライネケ・ブロークハンス (ピアノ) マヤ・ボグダノヴィッチ (チェロ) レコーディング 録音:2022年3月17-19日/ヒルフェルスム、MCO ダーク・ヴェルヴェット 〜 音楽的自伝/ユリア・ハルティヒ 2,860 円
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アメリカ在住のウクライナ人ピアニストが 祖国への熱い思いを込めた渾身のアルバム ★「ウクライナへの音楽と美術」と題されたアルバム。 ハリキウ出身で現在アメリカにて活躍するピアニスト、ナージャ・シュパチェンコが7年来交友のある作曲家ルイス・スプラットランの作品5篇を通じ、その感情を伝えます。 ★1曲目の「侵略」は2022年3月に作られたばかりの最新作。 もちろんロシア軍のウクライナ侵攻を題材とし、アメリカの地から故郷ハリキウが破壊されるのを恐怖で見守ったシュパチェンコの絶望と怒りが込められています。 ピアノのほかサクソフォン、ホルン、トロンボーン、パーカッション、マンドリンが加わり、戦争の残酷さを表します。 他の作品は戦争前のもので、「さすらい人」は17年前に書かれていますが戦争のトラウマを予見、具現化していると見ています。 ★このアルバムの特徴は、音のみならずシュパチェンコがウクライナの美術家にアートワークを依頼、フルカラーで多数掲載しています。 さらにハリキウの絵画スタジオの10歳から12歳の子供が描いた今回の惨事の衝撃的な作品も含まれます。 ディスクの収益はウクライナ人道支援団体へ寄付されることになっています。 収録情報 曲目・内容 侵略〜ウクライナへの音楽と美術 ルイス・スプラットラン : 1. 侵略 (2022) 2. ピアノ組曲第1番 (2021) 3. 6つのラグ (2018) 4. 2つのソナタ (2021) 5. さすらい人 (2005) アーティスト(演奏・出演) ナージャ・シュパチェンコ (ピアノ) アンソニー・パーンサー (1. 指揮) パット・ポージー (1. サクソフォン) アイジャ・マットソン=ジョヴェル (1. ホルン) フィル・キーン (1. トロンボーン) 稲生由里 (1. パーカッション) ジョティ・ロックウェル (1. マンドリン) レコーディング 録音 : 2022年5月29日、6月22日-23日/サイレント・ズー・スタジオ (グレンデール、カリフォルニア) 侵略?ウクライナへの音楽と美術 2,475 円
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アウエルバッハの天才炸裂の話題作、遂に映像登場。 可憐な人魚姫に感情移入。 これほどまでに泣ける現代作品はありません! ★2009年にノイマイヤーとハンブルク・バレエ団により日本公演が行われ、聴衆の感動と紅涙を絞らせたレーラ・アウエルバッハの「人魚姫」、ついに映像で登場です。 ★レーラ・アウエルバッハはロシア出身、ニューヨーク在住で作曲家としてはもとより、ピアニスト、ヴァイオリニスト、フルート奏者としても一級の腕を持ち、さらに作家としてノーベル文学賞にノミネートまでされたというマルチタレント中のマルチタレント。 モーツァルトばりの天才として話題となっています。 ★「人魚姫」は、2005年にアンデルセンの生誕200年を記念してデンマーク政府からの委嘱で作曲。 アウエルバッハにとって初のグランド・バレエで、尊敬するノイマイヤーからの指名ということもあり、非常な力作となり、彼女を代表する作品となりました。 ノイマイヤーは2007年に自身の率いるハンブルク・バレエ団公演のため、音楽ともども大改訂を施し、これが現行版となっています。 ★作曲当時のアウエルバッハは、「トルストイのワルツ」録音や、諏訪内晶子とアンサンブル金沢によるヴァイオリン協奏曲第2番初演などでたびたび日本を訪れ、日本の伝統文化 (特に能と京都) から受けた強い印象をもとに、スケッチを書き溜めていました。 ことに小雨に煙る秋の龍安寺や雅楽が重要なモチーフとなったと言われ、それら日本的要素は初演以来たびたび指摘されてきました。 ★主役の人魚姫はサンフランシスコ・バレエ団のプリンシパルの中国人ダンサー、ヤンヤン・タン。 完璧なテクニックとしなやかな美しさはいつもの通りの魅力ですが、それに加え人魚姫の悲しい運命を身体動作だけで見事に表現。 アウエルバッハ好みのペシミズムと狂気が観る者の涙を誘います。 収録情報 曲目・内容 レーラ・アウエルバッハ : バレエ音楽「人魚姫」 (全曲) [+ボーナス映像 : 人魚姫メイキング] アーティスト(演奏・出演) マーティン・ウェスト (指揮) サンフランシスコ・バレエ管弦楽団 ヤンヤン・タン (人魚姫) ロイド・リギンス (詩人) ティート・ヘリメッツ (王子) サラ・ヴァン・パタン (王女) デーヴィッド・カラペティヤン (海の魔法使い) サンフランシスコ・バレエ団 レコーディング 原作 : ハンス・アンデルセン、 振付、舞台美術、衣装デザイン、照明 : ジョン・ノイマイヤー 収録 : 2011年4月30日-5月7日/ウォー・メモリアル・ホール (サンフランシスコ) (ライヴ) 監督 : トーマス・グリム レーラ・アウエルバッハ : バレエ音楽「人魚姫」 (全曲) 6,314 円
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CDフォーマットで再発売! バロック音楽と中国笙の見事な融合! オランダ・バロックとウー・ウェイ、奇跡のコラボレーション!! ★レイチェル・ポッジャーなど世界的なアーティストと共演をしてきたオランダ古楽界の精鋭集団オランダ・バロック (元オランダ・バロック協会) と中国笙の第一人者ウー・ウェイの奇跡のコラボレーション・アルバム。 ★J.S.バッハ、ヴィヴァルディ、テレマン、ラモーなどのバロック時代を代表する作曲家の音楽と中国伝統音楽を見事に融合させた「シルク・バロック」がCDフォーマットで再発売されます! ★中国笙は37本の竹管からなる笙 (日本の雅楽などで用いられる笙は17本の竹管) で、中国独自の響きを携えます。 演奏のウー・ウェイは1970年中国生まれ。 上海音楽院で学んだ後ベルリン芸術大学に留学。 ベルリンでは東アジアの楽器と西洋楽器との混合アンサンブル“アジアン・アート・アンサンブル”に創設メンバーとして参加し世界各国の作曲家への委嘱と初演を行ってきました。 ソリストとして活躍する一方、2013年からは上海音楽院の教授として後進の育成にあたり、中国伝統音楽はもちろんのこと現代音楽、即興などの指導にも力を注いでおります。 (日本語帯はつきません。 ) 収録情報 曲目・内容 「シルク・バロック」 1. テレマン:ベルはいかがでしょうか (ユディト・ステーンブリンク編) 2. ラモー:悲しい仕度、青白いたいまつ 3. J.ステーンブリンク:中国のポロネーズ (メランテ編) 4. 馬術【中国伝統音楽】 5. ヴィヴァルディ:トリオ・ソナタOp.1-12「ラ・フォリア」 6. ラモー:プレリュード・フォー・プレリュード (J.ステーンブリンク編) 7. ルベル:混沌 8. 即興【父へ〜ウー・ウェイ】 9. テレマン:ハーレキナード 10. テレマン:千載一遇の好機 11. J.ステーンブリンク:シルク・ロンドー〜マイテへ 12. ルクレール:ガヴォット 13. 瑶族舞曲【中国伝統音楽】 14. J.S.バッハ:アンダンテ 15. 夕べの音楽【中国伝統音楽】 アーティスト(演奏・出演) オランダ・バロック ウー・ウェイ (中国笙) レコーディング セッション録音:2019年1月/HCO ヒルフェルスム (オランダ) エグゼクティヴ・プロデューサー:ユディト・ステーンブリンク、ティネカ・ステーンブリンク (オランダ・バロック) &ケイト・ロケット (ペンタトーン) レコーディング・プロデューサー:カール・シュールビアーズ レコーディング・エンジニア:ジャン=マリー・ヘイセン 「シルク・バロック」 2,860 円
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アウエルバッハの天才炸裂の話題作、遂に映像登場。 可憐な人魚姫に感情移入。 これほどまでに泣ける現代作品はありません! ★2009年にノイマイヤーとハンブルク・バレエ団により日本公演が行われ、聴衆の感動と紅涙を絞らせたレーラ・アウエルバッハの「人魚姫」、ついに映像で登場です。 ★レーラ・アウエルバッハはロシア出身、ニューヨーク在住で作曲家としてはもとより、ピアニスト、ヴァイオリニスト、フルート奏者としても一級の腕を持ち、さらに作家としてノーベル文学賞にノミネートまでされたというマルチタレント中のマルチタレント。 モーツァルトばりの天才として話題となっています。 ★「人魚姫」は、2005年にアンデルセンの生誕200年を記念してデンマーク政府からの委嘱で作曲。 アウエルバッハにとって初のグランド・バレエで、尊敬するノイマイヤーからの指名ということもあり、非常な力作となり、彼女を代表する作品となりました。 ノイマイヤーは2007年に自身の率いるハンブルク・バレエ団公演のため、音楽ともども大改訂を施し、これが現行版となっています。 ★作曲当時のアウエルバッハは、「トルストイのワルツ」録音や、諏訪内晶子とアンサンブル金沢によるヴァイオリン協奏曲第2番初演などでたびたび日本を訪れ、日本の伝統文化 (特に能と京都) から受けた強い印象をもとに、スケッチを書き溜めていました。 ことに小雨に煙る秋の龍安寺や雅楽が重要なモチーフとなったと言われ、それら日本的要素は初演以来たびたび指摘されてきました。 ★主役の人魚姫はサンフランシスコ・バレエ団のプリンシパルの中国人ダンサー、ヤンヤン・タン。 完璧なテクニックとしなやかな美しさはいつもの通りの魅力ですが、それに加え人魚姫の悲しい運命を身体動作だけで見事に表現。 アウエルバッハ好みのペシミズムと狂気が観る者の涙を誘います。 収録情報 曲目・内容 レーラ・アウエルバッハ : バレエ音楽「人魚姫」 (全曲) [+ボーナス映像 : 人魚姫メイキング] アーティスト(演奏・出演) マーティン・ウェスト (指揮) サンフランシスコ・バレエ管弦楽団 ヤンヤン・タン (人魚姫) ロイド・リギンス (詩人) ティート・ヘリメッツ (王子) サラ・ヴァン・パタン (王女) デーヴィッド・カラペティヤン (海の魔法使い) サンフランシスコ・バレエ団 レコーディング 原作 : ハンス・アンデルセン、 振付、舞台美術、衣装デザイン、照明 : ジョン・ノイマイヤー 収録 : 2011年4月30日-5月7日/ウォー・メモリアル・ホール (サンフランシスコ) (ライヴ) 監督 : トーマス・グリム レーラ・アウエルバッハ : バレエ音楽「人魚姫」 (全曲) 6,314 円
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すべての音楽の根底に存在する流れを ケラス、アンベールら現代を代表する名手たちが表現! しずかな感動に浸る1枚 ★世界が認める語り口と技術で、作曲家の時代や国境やジャンルを超えて、自身の音楽を聴かせるチェロ奏者ケラスと、ジャズやクラシックのボーダーを超えた音楽を聴かせるサックス奏者アンベールによる、豪華共演アルバムの登場。 <br>ふたりは2016年のエクサン・プロヴァンス音楽祭のアソシエイト・アーティストを務め、そこでの演奏は聴衆に熱い感動を呼び起こしました。 アルバムのタイトル「Invisible Stream (見えない流れ) 」とは、様々な境界を越えつつ、人々、アーティスト、即興演奏家、音楽家をつなぐ「見えない流れ」のこと。 まさにケラスたちがここで展開している音楽、また彼らの活動自体を言い表したしたタイトルとなっています。 ★クラシックの楽曲をジャズ風にアレンジしたもの、また、現代作曲家やアンベール自身による作品を、彼ら独自の世界観で聴かせます。 「夕星の歌」ではメロディはケラスのチェロが担当。 半音階が多用された旋律と、美しくも官能的なアンサンブルとの絡みに思わずドキっとさせられるようです。 シューベルトの「音楽に寄す」はアンベールがメロディを奏でます。 歌では息の関係で難しいと思われるゆったりとしたテンポで進められる中、ドラムも非常に効果的に響きます。 ★ちなみに録音場所であるエルマウ城は、2022年のG7サミットでも使われた風光明媚な自然の中に位置します。 収録情報 曲目・内容 INVISIBLE STREAM (見えない流れ) ・ラファエル・アンベール (b.1974) :Akim's Spirit (アキムの心) ・ワーグナー:夕星の歌 (タンホイザーより) ・シューベルト:音楽に寄す (D 547) ・アンベール:マイ・クレズマー・ドリーム ・オーネット・コールマン (1930-2015) :ビューティ・イズ・ア・レア・シング ・アンベール:イメージの音楽 ・ハンス・アイスラー (1898-1962) :小さなラジオに (An den kleinen Radioapparat) ・アンベール:ソー・ロング・ラジオ・ヴォイス、亡命者 ・レイモン・ル・セネシャル (b.1930) /ピエール・バルー (1934-2016) :水の中のダイヤモンド アーティスト(演奏・出演) ラファエル・アンベール (サックス/Henri Selmer Paris) ジャン=ギアン・ケラス (チェロ/Gioffred Cappa) ピエール=フランソワ・ブランシャール (ピアノ) ソニー・トゥルペー (ドラム、kaドラム (ハンドドラム) ) レコーディング 録音:2022年2月、ドイツ、エルマウ城 見えない流れ/ジャン=ギアン・ケラス、ラファエル・アンベール 3,300 円
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シャハムの立ち上げたレーベルからの注目作! イスラエル注目の作曲家、アヴネル・ドルマンの 声楽曲、ピアノ曲、ヴァイオリン・ソナタ!! ★世界的ヴァイオリニスト、ギル・シャハムが2004年に立ち上げた自主レーベル Canary Classics。 膨大なレパートリーを誇るシャハムですが、彼のルーツであるイスラエルの作品も積極的にとりあげております。 当アルバムはイスラエル、テルアビブ出身の期待の作曲家、アヴネル (アヴナー) ・ドルマンの作品3篇を収録しました。 ドルマンはテルアビブ大学で作曲、音楽学に加えて物理学を専攻し、修士号を取得した逸材。 その後、作曲家としての研鑚を積むためジュリアード音楽院にてジョン・コリリアーノに師事しました。 25歳、2000年の時には作曲家としてイスラエル総理大臣賞を受賞。 これは作曲家としては最年少での受賞でした。 現在、ギル・シャハムをはじめ様々なオーケストラからの委嘱も多い、注目の作曲家として活躍しております。 ★南北戦争において事実表の決戦となったゲティスバーグの戦い (1863年7月1-3日) の150年を記念し、2013年にゲティスバーグ大学の委嘱で作曲された「ゲティスバーグからの手紙」は、この戦いで致命傷を負いその数日を亡くなった第97ニューヨーク歩兵の手紙をもとに作曲されたソプラノ、バリトン、大合唱とパーカッションのための作品。 その初演はアメリカ中のラジオ局で放送されました。 まるでオーケストラを思わせる大合唱とソプラノとバリトンの独唱との掛け合いにより悲痛な叫びを表現したドルマンの意欲作です。 ★他2篇は既発タイトルにも収録されている作品。 「アフター・ブラームス」はオルリ・シャハムのソロ・プロジェクト『ブラームス・インパイアド』 (CC-15) で録音された作品で、いわばブラームスの語法を用いドルマンの個性で書かれたピアノ独奏のための3つの間奏曲です。 また、シャハム兄妹の委嘱作品、ヴァイオリン・ソナタ第3番「ニグン」は2011年に初演されており、『ヘブライのメロディ』 (CC-10) にも収録されております。 4楽章構成の当作品は終始独特な世界に引き込まれ、微分音、重音でグリッサンド、フラジョレット奏法により神秘的な世界へと誘います。 シャハムでしか表現することのできない緊張感と唯一無二の歌い回し、そして美音を堪能することができる作品です。 収録情報 曲目・内容 アヴネル・ドルマン (1975-) : 1. 「ゲティスバーグからの手紙」〜ソプラノ、バリトン、混声合唱とパーカッションのための【世界初録音】 (24'01") 2. 「アフター・ブラームス」〜ピアノのための3つの間奏曲 (12'13") 3. ヴァイオリン・ソナタ第3番「ニグン」 (19'47") アーティスト(演奏・出演) 1. アマンダ・ハイム (ソプラノ) 、リー・ポウリス (バリトン) 、トレモノ・パーカッション・アンサンブル、ゲティスバーグ大学合唱団、ロバート・ナッター (指揮) 2. オルリ・シャハム (ピアノ) 3. ギル・シャハム (ヴァイオリン) 、オルリ・シャハム (ピアノ) レコーディング 録音 : (1) 2015年12月4日、(2) 2014年12月21日、(3) 2011年4月13日/アメリカ ドルマン : 「ゲティスバーグからの手紙」、「アフター・ブラームス」、ヴァイオリン・ソナタ第3番「ニグン」 3,069 円
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RCOのホライゾン・シリーズ記念すべき第10作目 コロナ禍を切り取った作品群を ビシュコフ、ルイージ、ズヴェーデン、ヒメノ、ロトら 当代随一の指揮者たちが演奏 ★名門ロイヤル・コンセルトヘボウ管が同時代音楽を取り上げるシリーズ、ホライゾンの記念すべき第10集。 2020年〜2021年は新型コロナウィルスによるパンデミックの影響でコンサート回数も激減しました。 当初の予定と変更を余儀なくされた楽曲もありましたが、そのような中でも、現代音楽は「時代を映す鏡」という重要な役割のもと委嘱した作品の初演は継続的に行われました。 この3枚組のアルバムには、コンセルトヘボウ管が行ってきた若手現代作曲家の育成と普及という目的のホライゾン・シリーズの10作目の節目であると同時に、現代社会への証言でもある記念碑的な内容となりました。 ★ドイツの作曲家デトレフ・グラナートは、2011年から2017年までコンセルトヘボウ管のレジデント・コンポーザーを務めていました。 セミヨン・ビシュコフ指揮によって演奏された「Weites Land(遥かなる大地)」は2013年に書かれた作品。 「Musik mit Brahms」という副題が付けられ、自身の出身ハンブルクが生んだ偉大な作曲家ブラームスの交響曲を思わせる作品となっています。 ★2021年5月に無観客コンサートとして行われたファビオ・ルイージとの公演からリック・ファン・ヴェルヅハウゼンの新作「 mais le corps tache d'ombres」を収録。 この作品はマーラーの交響曲9番に影響を受けて書かれた作品で当初同曲と演奏されるはずでしたが、コロナの影響で叶わず、当日はマーラーの交響曲第5番と亡き子をしのぶ歌とともに初演されました。 タイトルはフランスの作家ジャン・ジュネの長詩「死刑囚」からとられたもの。 ★そして2020/21のコンサートシーズンは世界中のオーケストラがそうであったように、全く新しい基準で運営しなければならない状態となりました。 演奏者は舞台上で1.5mの距離を保ち、観客の人数も厳しく制限されました。 その2020年春にヤコブ・テル・ヴェルデュイ(ヤコブ TV)の元に作曲依頼がきました。 オランダの "アヴァン・ポップ " の作曲家、ヤコブ TV(1951-)は、ロックミュージシャンとしてキャリアをスタート。 作曲や電子音楽を学び、1980年にオランダの作曲コンペティションにて受賞。 現在は、ヨーロッパで最も活躍している作曲家のひとりとして作曲活動を行っています。 彼が今回作曲したオーケストラ作品「Who,What, Where, When, Why?」は混沌とした現代社会、そして現在直面する危機に正面から向き合うような内容。 1.5mの距離を前提として書かれた作品のため、オーケストラの広がりが逆に透明感のあるサウンドを生み出し、左右の金管楽器が鮮明に美しく響きます。 そしてこの作品を指揮するのはどの時代の作品も刺激的に演奏するフランソワ=グザヴィエ・ロト。 収録情報 曲目・内容 ホライゾン10 SACD 1 (65’41) デトレフ・グラナート : Weites Land (Musik mit Brahms) セミヨン・ビシュコフ (指揮) 録音 : 2019年6月19,20日 マルタイン・パディング : Softly Bouncing ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン (指揮) 録音 : 2020年1月8,9日 クリスティアーン・リヒター : Wendingen ジョージ・ベンジャミン (指揮) 録音 : 2019年1月18日 クリスティアーン・リヒター : 2270 グスターヴォ・ヒメノ (指揮) 録音 : 2020年10月8日 ブライ・ソレール : Sol ジョージ・ベンジャミン (指揮) 録音 : 2019年1月18日 SACD 2 (55’59) テオ・フェルベイ : Ariadne サントゥ=マティアス・ロウヴァリ (指揮) 録音 : 2020年1月31日 リック・ファン・ヴェルヅハウゼン : mais le corps tache d’ombres ファビオ・ルイージ (指揮) 録音 : 2021年5月14日 ブラム・コルテカース : Notenkrakers’ notulen キャサリン・ダイン (ソプラノ) アントニー・ヘルムス (指揮) 録音 : 2020年12月3日 セリア・スヴァルト : Reflections レミー・ヴァン=ケステレン (ハープ) アントニー・ヘルムス (指揮) 録音 : 2020年12月3日 ニック・ウート : Leaves in Autumn レオニー・ボット (ヴァイオリン) カロリーヌ・グロン (ヴァイオリン) マルティナ・フィルニ (ヴィオラ) ヨリス・バン・デン・バーグ (チェロ) レオ・ジェネット (コントラバス) 録音 : 2021年2月23日 SACD 3 (52’03) ヴォルフガング・リーム : ソステヌート (Joel Ethan Friedに捧ぐ) アラン・アルティノグリュ (指揮) 録音 : 2020年3月5-8日 ヤコブ・テル・ヴェルデュイ : Who, What, Where, When, Why? フランソワ=グザヴィエ・ロト (指揮) 録音 : 2020年8月20、22 & 23日 ライアン・ウィグルスワース : Clocks from A Winter’s Tale ライアン・ウィグルスワース (指揮) 録音 : 2017年5月12日 ロブ・ダークセン : Resilience コンセルトヘボウ・室内オーケストラ アレクセイ・オグリンチュク (指揮) 録音 : 2021年2月23日 アーティスト(演奏・出演) ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団 レコーディング 収録:アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ) ホライゾン10/ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団 4,433 円
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ロト& LSO最新盤パヌフニクの遺産シリーズ第3弾! ★2017年3月以来ロンドン交響楽団の首席客演指揮者の任にあるロト。 これまで「パヌフニク・レガシー・シリーズ」(I: LSO 5061、II: LSO 5070)や、「若きドビュッシーへのオマージュ」(KKC 9417/ LSO 3073)がありますが、パヌフニクの第3弾の登場です!★ポーランド出身のアンジェイ・パヌフニクは、半世紀にわたる後半生をイギリスで送りました。 ロンドン響とも縁の深い作曲家であっただけでなく、現在もカミラ未亡人の協力のもと「LSOパヌフニク・スキーム」を通じ毎年有望な若手作曲家を選出して作品発表の機会を設け、彼の偉大さを特別に讃えていることで知られます。 今回も、ホルストの「惑星」に「冥王星」を付け足したことで知られる作曲家コリン・マシューズのもと、クラシックだけでなくR&Bも手掛ける異色作曲家アヤンナ・ウィッター=ジョンソン、図形楽譜を用いて作品を書くエヴァン・キャンベル、ジャズの分野でも作曲賞を受賞したセヴァンヌ・ホロックス=ホパイヤン、韓国出身でロンドンに拠点を置き、オーケストラからの委嘱多数のドンフン・シン、作曲家・即興家・ギタリストなど多彩な面をもつアレックス・ロト、7つのエピソードから成る作品を書いたマシュー・サージェント、北米・ヨーロッパで人気のパトリック・ジゲール、ケンブリッジとハーヴァード大学で音楽と詩を学んだサーシャ・シーン、ウェールズ出身のベタン・モルガン=ウィリアムズ、大規模な管弦楽作品を得意とするマイケル・タプリン、受賞多数のベンジャミン・アシュビー、子供向けのオペラなども手掛けるジョアンナ・リーらによる世界発録音の作品を収録。 ★指揮を務めるのは、この趣旨に賛同して第1弾から引き受けるフランソワ=グザヴィエ・ロト。 今回は多彩な作曲家による多彩な作品がそろいましたが、ロトならではの抜群のセンスと推進力、色彩感覚とバランス感覚で、非常に楽しめる1枚となっております。 収録情報 曲目・内容 1. アヤンナ・ウィッター=ジョンソン:Fairtrade?2. エヴァン・キャンベル:Frail Skies3. セヴァンヌ・ホロックス=ホパイヤン:A Dancing Place (Scherzo)4. ドンフン・シン:In This Valley of Dying Stars5. アレックス・ロト:Bone Palace Ballet6. マシュー・サージェント:but today we collect ads7. パトリック・ジゲール:Revealing8. サーシャ・シーン:Ojos Del Cielo9. ベタン・モルガン=ウィリアムズ:Scoot10. マイケル・タプリン:Ebbing Tides11. ベンジャミン・アシュビー:Desires12. ジョアンナ・リー:Brixton Briefcase アーティスト(演奏・出演) フランソワ・グザヴィエ=ロト(指揮)ロンドン交響楽団 レコーディング 録音:2019年4月26,27日/ジャーウッド・ホール、セント・ルークス パヌフニクの遺産III 2,695 円
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ロト&レ・シエクルによる 驚愕のリゲティ! ★毎回思いもよらぬ企画で、音楽ファンの度肝を抜く奇才指揮者フランソワ=グザヴィエ・ロト。 2016年録音のリゲティが、harmoniamundiから再登場します (旧品番:ASM-26は廃盤となります) 。 1923年に生まれ、2006年に歿したリゲティは、2023年が生誕100年のまさに現代作曲家。 それをピリオド楽器集団のレ・シエクルで演奏するというのが常人には思いつかない発想です。 ★収められた3篇のうち2つは木管五重奏のための室内楽曲。 このジャンルで重要なレパートリーとなっていますが、ピリオド楽器による演奏はもちろん初めて。 レ・シエクルのメンバーであるマリオン・ラランクール (フルート) 、エレーヌ・ムロ (オーボエ) 、クリスティアン・ラボリ (クラリネット) 、ミカエル・ロラン (バソン) 、ピエール・ルジェリ (ホルン) の五重奏ですが、まず木管楽器の音色の違いに驚かされます。 ことにバソンとホルンは、今や絶滅寸前の19世紀的なフレンチ・サウンドを聴かせ、同曲の印象ががらりと変わります。 ★さらに興味津々なのが、ロトの指揮する「室内協奏曲」。 13人の奏者のための作品で、各奏者の力量とアンサンブルの難しさで知られます。 リゲティならではの猟奇的な音楽が繰り広げますが、パステル画のような明るい音色でとっつきにくさや難解さは皆無。 むしろあっと言う間の18分を味わえます。 ★これを聴かずにリゲティは語れません。 ロトとレ・シエクルの企画力と実力の脱帽。 目が離せません。 収録情報 曲目・内容 リゲティ: 1. 6つのバガテル (1953) 〜木管五重奏のための 2. 室内協奏曲 (1970) 3. 10の小品 (1968) 〜木管五重奏のための アーティスト(演奏・出演) フランソワ=グザヴィエ・ロト (指揮) レ・シエクル レコーディング 録音:2016年4月12-14日/メジャン礼拝堂 (アルル) 、シテ・ド・ラ・ミュジーク (パリ) (すべてライヴ) リゲティ:室内協奏曲、その他の作品 3,663 円
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ロンドン交響楽団の打楽器奏者たちによるライヒ! ★卓越した演奏が素晴らしい音質で楽しめる人気のLSO自主制作レーベルより、ライヒのパーカッション作品が登場。 演奏者はもちろんロンドン交響楽団のメンバーです。 様々なコンサートやリハーサル、ワークショップなどのイベントを開催しているLSOセント・ルークスでのライヴ録音。 ★「クラッピング・ミュージック」は2人の演奏者の手拍子による作品。 12/8拍子の基本リズムを1人が叩き続け、もう1人が同じリズムを1拍ずつずらしていきます。 3分半ほどの小品ですが、ライヒ音楽の基礎というべき構成原理を持っています。 ★「木片のための音楽」は5つのウッドブロック(あるいはクラベス)で演奏され、A、B、C#、D#、D#(オクターブ上)の5音が指定されています。 最高音のウッドブロックがメトロノームのように終始テンポを刻み続ける中、他の奏者が順次新しいリズムで加わり、サウンドが変化していきます。 「クラッピング・ミュージック」のリズムも使われています。 ★「六重奏曲」はマリンバ3、ヴィブラフォン2、バスドラム2、アンティークシンバル、タムタム、ピアノ2、シンセサイザー2という編成の作品。 鍵盤打楽器が多いため音色は一層多彩、使われる和音も非常にカラフルです。 ヴィブラフォンは通常のマレット奏法の他に弓を使った奏法もあり、ハーモニクスのような独特の効果を上げています。 曲全体は切れ目のない5つの楽章に分かれ、中央に行くほど速度の遅いABCBAのアーチ状構成になっています。 2つ目のBではシンセサイザーが日本の陰旋法を思わせるメロディを奏で、旋律に意識が行ったところで再度リズムの饗宴となるAで明確なクライマックスを築いて幕を閉じます。 ★スティーヴ・ライヒは2016年に80歳を迎えます。 2017年3月には東京オペラシティで80歳記念コンサートが開催予定で、ライヒ自ら参加する「クラッピング・ミュージック」などが演奏されます。 収録情報 曲目・内容 スティーヴ・ライヒ(b 1936):1. クラッピング・ミュージック(1972)2. 木片のための音楽(1973)3. 六重奏曲(1985) アーティスト(演奏・出演) LSOパーカッション・アンサンブル レコーディング 録音:2015年10月30日/ロンドン、LSOセント・ルークス(ライヴ)/DSD 128fs録音レコーディング・サポート/Bowers&Wilkins スティーヴ・ライヒ:クラッピング・ミュージック、木片のための音楽、六重奏曲 2,695 円
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完璧なリズム、絢爛なるハーモニー ピアノとマルトノの官能的な対話 トゥーランガリラ交響曲を世界初録音したトロント交響楽団 新音楽監督ヒメノ×アムラン×ナタリー・フォルジェによる 2023年最新録音にして決定的名盤! ★トゥーランガリラ交響曲。 メシアンの最初の大規模な管弦楽曲であり、フランス生まれの電子楽器オンド・マルトノが用いられているほか、ピアノやチェレスタなど鍵盤楽器も登場する編成、そしてその壮大なスケールで音楽史上燦然と輝く大名作のひとつです。 ここでまた注目の新譜が登場します!管弦楽は、1967年に、小澤征爾指揮、メシアン立ち合いのもと、本作を世界初録音したオーケストラであるトロント交響楽団。 1922年に設立された同団の100周年記念の一環として、大変に力の入ったプロジェクトといえるでしょう。 音楽監督に新しく就任したヒメノ (2020/21のシーズンから音楽監督に就任。 ルクセンブルク・フィルの音楽監督でもあります) との初共演盤でもあります。 ピアノにはカナダを代表するピアニスト、マルク=アンドレ・アムラン。 マルトノにはメシアン研究家で、ツェンダーやカンブルランら様々な指揮者とも共演しているナタリー・フォルジェ。 2016年よりパリ国立高等音楽院でマルトノ科の教授も務めている人物です。 ★トゥーランガリラ交響曲はトリスタンとイゾルデの伝説に基づいておりますが、究極的には「愛の歌」であり「喜びへの讃歌」であるとし、愛について、メシアンは、内省的な部分と壮大な部分、あるいは官能的で親密な部分と巨大なリズム・エネルギーの動き、といった対照的な状態をもって描かれていきます。 そのダイナミクス、色彩、感情の豊かさを類を見ないものです。 ヒメノ率いるトロント交響楽団は、すべてのエネルギーを重ね合わせてこの作品に挑み、さらに本作を何度も演奏したことがあるナタリー・フォジェのマルトノの妖しい魅力、そしてこちらも本作を何度も演奏したこともあるアムランの輝かしい音色、すべてが一体となって、このメシアンの大傑作を一大スペクタクルとして響き渡らせます。 収録情報 曲目・内容 メシアン:トゥーランガリラ交響曲 オヴィリエ・メシアン (1908-1992) :トゥーランガリラ交響曲 ピアノ独奏、オンド・マルトノ独奏、大オーケストラのための (1990年改訂版) アーティスト(演奏・出演) マルク=アンドレ・アムラン (ピアノ) ナタリー・フォルジェ (オンド・マルトノ) トロント交響楽団 グスターボ・ヒメノ (指揮) レコーディング 録音:2023年5月、ロイ・トムソン・ホール、トロント (カナダ) メシアン:トゥーランガリラ交響曲 3,663 円
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名手ユリウス・ベルガーが弾く、20世紀の無伴奏チェロ作品集 ★ユリウス・ベルガーはロストロポーヴィチのマスタークラスに参加し、後年は師弟を超えて共演もしている名チェロ奏者。 古典から現代まで分け隔てなく採り上げるソリストとして活躍、WERGOレーベルにも多くの録音を残しています。 今作はレーガー生誕150年を記念しての無伴奏作品集。 バッハの組曲に感化されたジャンルが20世紀に展開していくさまを見ることができる興味深いプログラムになっています。 ★有名なヴァイオリニストでもあるアドルフ・ブッシュがチェリストの兄ヘルマンのために書いた組曲は、ネオ・バロック様式を超えた内容。 また、ブッシュ兄弟の友人でカザルスから天才と称賛されたイギリスの作曲家ドナルド・フランシス・トーヴィーの「パッサカリア」はバッハの「シャコンヌ」を思わせる広がりを持っています。 ★CDタイトルの「ソルダネラ」は、雪山で、雪解けの中から花を咲かせる「Soldanella alpina」にちなんだもの。 思いがけない場所に生まれた美しいもの、というイメージを音楽に重ね合わせています。 収録情報 曲目・内容 ソルダネラ 無伴奏チェロ作品集 マックス・レーガー (1873-1916) : 1. 無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 Op.131c (1914/15) ドナルド・フランシス・トーヴィー (1875-1940) : 2. 無伴奏チェロ・ソナタ Op.30 (1910) より パッサカリア ニ長調 アドルフ・ブッシュ (1891-1952) : 3. 無伴奏チェロ組曲 Op.8a (1914) 4. チェロ独奏のための前奏曲とフーガ ニ短調 Op.8b (1922) ヴァルター・クルヴォワジエ (1875-1931) : 5. 無伴奏チェロ組曲 ロ短調 Op.32-2 (1921) 3,4,5 世界初録音 アーティスト(演奏・出演) ユリウス・ベルガー (チェロ) レコーディング 録音:(1,3,4) 2021年12月10〜11日、(2) 2022年2月23日、(5) 2022年3月24日/ディリンゲン ソルダネラ 無伴奏チェロ作品集/ユリウス・ベルガー 2,695 円
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名手ユリウス・ベルガーが弾く、20世紀の無伴奏チェロ作品集 ★ユリウス・ベルガーはロストロポーヴィチのマスタークラスに参加し、後年は師弟を超えて共演もしている名チェロ奏者。 古典から現代まで分け隔てなく採り上げるソリストとして活躍、WERGOレーベルにも多くの録音を残しています。 今作はレーガー生誕150年を記念しての無伴奏作品集。 バッハの組曲に感化されたジャンルが20世紀に展開していくさまを見ることができる興味深いプログラムになっています。 ★有名なヴァイオリニストでもあるアドルフ・ブッシュがチェリストの兄ヘルマンのために書いた組曲は、ネオ・バロック様式を超えた内容。 また、ブッシュ兄弟の友人でカザルスから天才と称賛されたイギリスの作曲家ドナルド・フランシス・トーヴィーの「パッサカリア」はバッハの「シャコンヌ」を思わせる広がりを持っています。 ★CDタイトルの「ソルダネラ」は、雪山で、雪解けの中から花を咲かせる「Soldanella alpina」にちなんだもの。 思いがけない場所に生まれた美しいもの、というイメージを音楽に重ね合わせています。 収録情報 曲目・内容 ソルダネラ 無伴奏チェロ作品集 マックス・レーガー (1873-1916) : 1. 無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 Op.131c (1914/15) ドナルド・フランシス・トーヴィー (1875-1940) : 2. 無伴奏チェロ・ソナタ Op.30 (1910) より パッサカリア ニ長調 アドルフ・ブッシュ (1891-1952) : 3. 無伴奏チェロ組曲 Op.8a (1914) 4. チェロ独奏のための前奏曲とフーガ ニ短調 Op.8b (1922) ヴァルター・クルヴォワジエ (1875-1931) : 5. 無伴奏チェロ組曲 ロ短調 Op.32-2 (1921) 3,4,5 世界初録音 アーティスト(演奏・出演) ユリウス・ベルガー (チェロ) レコーディング 録音:(1,3,4) 2021年12月10〜11日、(2) 2022年2月23日、(5) 2022年3月24日/ディリンゲン ソルダネラ 無伴奏チェロ作品集/ユリウス・ベルガー 2,695 円
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