＜p＞本書の目的は、地球温暖化の原因となる温室効果ガスについて詳述することである。
＜/p＞ ＜p＞本書(第2版)においては、次の事項について加筆する。
＜/p＞ ＜p＞温室効果ガス(第1章) 、二酸化炭素CO2(第2章) 、メタンCH4(第3章) 、亜酸化窒素N2O(第4章) 、ハイドロフルオロカーボンHFC(第5章) 、パーフルオロカーボンPFC(第6章) 、六弗化硫黄SF6(第7章) 、三弗化窒素NF3(第8章) 、温室効果ガスの排出量(第9章)、温室効果ガスによる気温上昇(第10章)について述べる。
＜/p＞ ＜p＞本書(第2版)においては、次の事項について加筆する。
＜/p＞ ＜p＞?ハイドロフルオロカーボンの削減＜/p＞ ＜p＞?温室効果ガスの排出量(日本)＜/p＞ ＜p＞?温室効果ガスの濃度(世界)＜/p＞ ＜p＞?温室効果ガスによる気温上昇例＜/p＞画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。
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 ＜p＞パリ協定(気候変動枠組条約第21回締約国会議 2017年）では、18世紀半ば(産業革命開始時)と比較して21世紀末には、地球上の気温の上昇を実質的に2℃以内(可能なら1.5℃以内)に抑えることが決議された。
＜/p＞ ＜p＞地球温暖化の主な原因となっている物質は、火力発電所から排出される二酸化炭素＜/p＞ ＜p＞(CO2)である。
＜/p＞ ＜p＞そのために、化石エネルギー(石炭、石油、天然ガス等)を燃焼する火力発電の代わりに、自然エネルギー(太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス等)を利用した再生可能エネルギー発電が実施される傾向が強くなった。
＜/p＞ ＜p＞発電される電力の中で、再生可能エネルギー発電により得られる電力の占める割合が徐々に大きくなっている。
＜/p＞ ＜p＞但し、再生可能エネルギー発電は化石エネルギー発電よりも発電効率が低い。
＜/p＞ ＜p＞又、再生可能エネルギー発電(太陽光発電、風力発電)では天候、風力等による発電変動が極めて大きい。
＜/p＞ ＜p＞再生可能エネルギー発電を普及・進展させるためには、以上の様な欠点を克服する技法が必要である。
＜/p＞ ＜p＞蓄電性能が極めて優れ、蓄電容量が著しく大であり、価格が特に安い蓄電池(蓄電と放電の両方が可能な二次電池)を開発・生産することが求められている。
＜/p＞ ＜p＞再生可能エネルギー発電による発電容量が多い場合に発生した電力を蓄電池に蓄電し、再生可能エネルギー発電による発電容量が少ない場合に蓄電した電力を蓄電池から放電すればよい。
＜/p＞ ＜p＞環境に係る課題は、再生可能エネルギー発電を普及させることにより解決できる。
＜/p＞ ＜p＞又、エネルギーに係る課題は、高機能を持つ大容量蓄電池を開発することにより解消される。
＜/p＞ ＜p＞著者は、以上に述べた観点から本書を執筆した。
＜/p＞ ＜p＞本書においては、現存する環境汚染問題並びにエネルギー供給問題に関する知見について以下の順に従い述べた。
＜/p＞ ＜p＞第1章では、電池の種類に関して述べる。
＜/p＞ ＜p＞第2章では、鉛蓄電池に関して述べる。
＜/p＞ ＜p＞第3章では、ニッケル・水素蓄電池に関して述べる。
＜/p＞ ＜p＞第4章では、リチウムイオン二次電池に関して述べる。
＜/p＞ ＜p＞第5章では、ナトリウム・硫黄二次電池に関して述べる。
＜/p＞ ＜p＞第6章では、レドックス・フロー電池に関して述べる。
＜/p＞ ＜p＞第7章では、蓄電池性能比較に関して述べる。
＜/p＞ ＜p＞第8章では、燃料電池に関して述べる。
＜/p＞ ＜p＞第9章では、太陽電池電池に関して述べる。
＜/p＞ ＜p＞本書の読者は、エネルギー安定供給並びに供給地球温暖化回避の手段として優れた蓄電池の開発・研究が不可欠であることを深く認識されるであろう。
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＜p＞災害に対して何をしてよいのかわからず、心配な人たちのための防災本。
この本で、実際に災害が起こるとどんなものが必要になるのか、それを踏まえて何をどれだけ備えるとよいのか明確に提示しました。
また、日常のなかでできて楽しく続けられて役に立つ防災訓練や、ボーイスカウト直伝のキャンプ、サバイバル術を紹介しています。
【PHP研究所】＜/p＞画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。
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 ＜p＞太陽の光線は、太陽系の誕生以来、絶えることなく太陽から地球に送り続けられている。
＜/p＞ ＜p＞これからも、太陽光は無限に多く存在し、枯渇することはあり得ない。
＜/p＞ ＜p＞地球の環境を破壊しない再生可能エネルギーは多々存在する。
＜/p＞ ＜p＞例えば、太陽光、水力、風力、地熱、バイオマス等である。
＜/p＞ ＜p＞その中で、太陽光が持つエネルギーが最も有力である。
＜/p＞ ＜p＞本書においては、太陽光エネルギーを利用する発電に関して解説する。
＜/p＞ ＜p＞以下の順に従い、太陽光エネルギー発電に関する様々な知見を説明する。
＜/p＞ ＜p＞第1章では、太陽光について述べる。
＜/p＞ ＜p＞第2章では、太陽光による発電について述べる。
＜/p＞ ＜p＞第3章では、太陽光発電のシステム(特に、蓄電池)について述べる。
＜/p＞ ＜p＞第4章では、太陽光発電の性能について述べる。
＜/p＞ ＜p＞第5章では、太陽光発電の特徴について述べる。
＜/p＞ ＜p＞第6章では、太陽光発電システムを設置するための費用について述べる。
＜/p＞ ＜p＞第7章では、太陽光発電システムの設置数について述べる。
＜/p＞ ＜p＞第8章では、太陽光発電により発生する電力量について述べる。
＜/p＞ ＜p＞第9章では、太陽光発電において発電した電力の買取価格に関する変遷について＜/p＞ ＜p＞述べる。
＜/p＞ ＜p＞第10章では、太陽光発電が環境に及ぼす影響について述べる。
＜/p＞ ＜p＞第11章では、太陽光発電がもたらすリスクについて述べる。
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 ＜p＞Le but de ce livre est d’expliquer clairement la production d’?nergie ? l’aide de l’?nergie solaire.＜/p＞ ＜p＞Diverses connaissances sur la production d’?nergie solaire seront expliqu?es selon l’ordre＜/p＞ ＜p＞suivant.＜/p＞ ＜p＞(1) Le chapitre 1 d?crit la lumi?re du soleil.＜/p＞ ＜p＞(2) Le chapitre 2 d?crit la production d’?nergie solaire.＜/p＞ ＜p＞(3) Le chapitre 3 d?crit les syst?mes de production d’?nergie solaire＜/p＞ ＜p＞(en particulier les batteries de stockage).＜/p＞ ＜p＞(4) Le chapitre 4 d?crit les performances de la production d’?nergie solaire.＜/p＞ ＜p＞(5) Le chapitre 5 d?crit les caract?ristiques de la production d’?nergie solaire.＜/p＞ ＜p＞(6) Le chapitre 6 d?crit le co?t d’installation d’un syst?me de production d’?nergie＜/p＞ ＜p＞photovolta?que.＜/p＞ ＜p＞(7) Le chapitre 7 d?crit le co?t de production d’?lectricit? dans la production d’?nergie solaire.＜/p＞ ＜p＞(8) Le chapitre 8 d?crit la quantit? d’?nergie produite dans la production d’?nergie solaire.＜/p＞ ＜p＞(9) Le chapitre 9 d?crit la transition sur le prix d’achat de l’?lectricit? produite＜/p＞ ＜p＞dans la production d’?nergie solaire.＜/p＞ ＜p＞(10) Le chapitre 10 d?crit les effets de la production d’?nergie solaire sur＜/p＞ ＜p＞l’environnement.＜/p＞ ＜p＞(11) Le chapitre 11 d?crit les risques pos?s par la production d’?nergie solaire.＜/p＞画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。
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 【 2003年7月号 】 状態はコンディションガイドライン「可」の商品です 。
商品には使用感（表紙にスレ傷・しみ・角折れ、三方・淵・裏ページに濃い焼け・しみ、一部角折れ、等）ありますが、読了には問題ありません★ご注文後、商品クリーニングを行い、クリスタルパック・封筒で梱包し、ゆうメール便にて発送致します◆コンディションガイドラインに準じて出品を行っておりますが、万一商品情報と異なる場合は、迅速に対応致します◆併売商品の為、売り切れの際は早急に注文キャンセルにて対応させて頂きます。
あらかじめご了承ください。
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【 2004年4月増刊号 】 状態はコンディションガイドライン「可」の商品です 。
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 ＜p＞この『コロナ対策ではワクチン接種より優先するべきことがある』というタイトルをパッと見て「なんだろう？」という気持ちになった方もいらっしゃると思いますが、「マスクと手洗い（手指消毒）ではない」ので先に言っておきたいと思います。
＜br /＞ 多くの方が「なんだ……。
そんなことか」という気持ちになるだろうと思いますが、それは「的確な栄養や休息睡眠や運動、さらにはストレスフリーな（過度な刺激ではなく適度な刺激が得られている）生活など、健康のために必要な当たり前のことをする」ことです。
ただ、「当たり前のこと」ではありながら「マスクと手洗い」とは違って「やることが多岐にわたるだけでなく非常に奥が深いので、常に的確に実践するのは簡単ではない」という言い方ができると思います。
＜br /＞ 最近になってはっきりわかってきたのですが、新型コロナウイルス対策ということでは多くの人が勘違いをしていると思います。
というのも、コロナ対策で一番大事なことは「ワクチン接種」ではなく、この「健康のために必要な当たり前のことすること」なのに、そうした主張が政治家やマスコミからはまったくと言っていいほど聞かれないからです。
＜br /＞ 私はウイルス学や免疫学に関しては素人なので（さらに「反ワクチン派」ではなく「ワクチン慎重派」でもあるので）ワクチンを打つことを全否定しようとは思いませんし、それができるだけの知識も資格もないのですが、それでいてそうした「素人」であっても「ワクチン推進派」の方々に主張できることはあり、それがこの本のタイトルにもある「ワクチン接種よりも健康のために当たり前のことをすることの方が重要なので、コロナ対策ではこちらの方を優先してやるべきだ」ということです。
＜br /＞ それでいて、専門家ではない素人がこうした主張をしても説得力は出ないこともわかっているので、信頼できる専門家の話を紹介してみたいと思います（「ホリスティック医学」という新たな医療分野で世界的な活躍をしている大塚晃志郎氏の著書で紹介された、イギリスのある大学の学長も務めたデニス・カイリー博士の話）。
＜/p＞ ＜p＞「鍼もいいし、灸もいい。
またハーブのような薬草の療法もいいだろう。
しかし、栄養、休息や睡眠、運動という、実にあたりまえのことをきちんと正し、ととのえるだけで、たいていの病気はよくなってしまう。
このことが、なかなかわかってもらえない。
みんないろいろな療法の技術にたよろうとする。
しかし、このあたりまえに思えることこそが病気にかからないで健康でいられる秘訣なのです。
現に、私と私の家族は、ここ数十年、医者にかかったことはないし、薬も飲んだことがありません。
あたりまえのことこそが最高の予防医学になるのです」＜/p＞ ＜p＞ここでカイリー氏が主張していることを政治家もマスコミも感染症の専門家も主張しないので、ほとんどの人が「コロナ対策ではワクチンよりも健康のために当たり前のことをする方が優先する」ことに気づいていないと思います。
＜br /＞ なぜこのことが大事なのかと言いますと、「健康のために当たり前のことをすることがウイルスに打ち克つための抵抗力（免疫力）をつけることになる」からですが、この本ではこうした話だけでなく、「コロナワクチン接種の是非」という問題についても信頼できる専門家の意見をベースにしながら論じています。
＜/p＞ ＜p＞この『コロナ対策ではワクチンより優先するべきことがある』という本には「抜粋版」もありますが（3分の1程度にまとめた内容）、こちらの「完全版」の方には「抜粋版」にはない「ワクチンを打つほど感染者が増えるという仮説の検証」「確信の域に達した人は予知能力を持った人と同じ悩みを抱えるようになる」「推進派の中で実態に気づいた人が直面する選択」というようなかなり踏み込んだ話を入れていまして、「未接種の方であっても相当なショックを受ける可能性があるから、読む前に覚悟を決めてもらった方がいいかも」と思っています。
＜br /＞ 私としても書きながら「いくら非メジャー系の本とは言え、ここまで踏み込むのもどうか……」という気持ちもあったのですが、「場合によっては読まれた方が絶望的な気持ちになる可能性もあるけど、いざという時に冷静で的確な判断ができる人になってくれる可能性は大いにある以上、あえてそうした話も入れた方がいい」という気持ちになったところがあります。
＜/p＞ ＜p＞私は本を書く際に様々な知識のつながりをつけることを重視していますが、読者の方に対して「各人が大切にしていることとのつながりをつける意識を持ってもらえれば」という気持ちを持っています（例えば私の場合、「人としての筋を通すこと」を大切にしていてすごくこだわっている）。
というのも、それまでバラバラだったものがつながった場合は何かが変わる可能性があるからで、本に書いた様々な話がそうしたきっかけになればと思っています。
＜/p＞ ＜p＞※目次抜粋＜/p＞ ＜p＞2 現時点ではワクチンに対して「実態を完璧にわかっている専門家」など一人もいない以上、「ワクチンを絶対的な善か悪かで考える」という発想をしてはいけない＜br /＞ 5 副作用が出たり後遺症が残っても国は補償してくれない以上、近藤医師が主張する「打つ前に各人が慎重に比較考量する必要がある」のは当然のことである＜br /＞ 12 ワクチン接種後に死亡した方々が「ワクチンによる副作用死」と認定されない背後には「証明が難しいことの隙を突いたカラクリ」がある＜br /＞ 14 今の認定基準では「毒蛇に噛まれて死亡したケースを毒蛇が原因ではないと強弁する」ことも可能なので、「副作用死はゼロ」という話を鵜呑みにしてはいけない＜br /＞ 18 「未接種で感染したが軽症で済んでいる」「未接種よりも何度も接種した人の方が重症になっている」という実体験の話が「ウソ」ということはまず考えられない＜br /＞ 26 推進派の問題は「ワクチンを推進したこと」ではなく、彼らが「ワクチンは誰に対しても効くというワクチン万能論に立った判断をしてしまったこと」にある＜br /＞ 32 「接種を続ける限りワクチンによる犠牲者は増え続ける」ことがわかっていながら「中止にできない」ことが「今回の問題が薬害以上」であることを示している＜/p＞ ＜p＞※ワクチンに関する最新（2022年12月）の研究結果と専門家の意見の紹介＜/p＞ ＜p＞・アメリカの医療機関「クリーブランドクリニック」が5万人の従業員を調査した結果発表したワクチンに対する研究論文（2022年12月17日）の抜粋＜br /＞ 「我々の研究において、COVID-19（新型コロナ）のリスク上昇と過去のワクチン接種回数が多いこととの関連は、予想外だった。
単純に説明すると、接種回数が多い人はCOVID-19のリスクが高い人である可能性が高いということかもしれない。
＜br /＞ （アメリカの疾病対策センターのワクチン推奨の勧告に従わなかった）彼らのCOVID-19感染リスクは、過去に多くのワクチンを接種した人たちよりも低かった。
＜br /＞ ワクチンの接種回数が多いほどCOVID-19のリスクが高いという関連性を見出した研究はこれだけではない。
ある大規模な研究では、過去に3回ワクチンを接種した後にオミクロン変異型に感染した人は、過去に2回ワクチンを接種した後にオミクロン変異型に感染した人よりも再感染するリスクが高いことが明らかになった」＜/p＞ ＜p＞・「医療法人聖仁会 松本医院」のサイトから「インド洋にあるセイシェルという国は、たった9万8千人の人口ですが、新型コロナ遺伝子ワクチン接種後に急激に新型コロナウイルス感染症が増加したために、初期の段階でロックダウンに踏み切ったことが話題になっていました。
新型コロナワクチン接種によって新型コロナ感染症の発症が減っているどころか、むしろ増えた？？ これは一体どういうことなのでしょうか？？ 実はこの現象は、すでに米国・ジブラルタル・イスラエル・チリ・インドなど、ワクチン接種が盛んに行われてきた国々でも昨年（2021年）中に認められていたことであり、これらの国では新型コロナウイルス感染症や死亡者がワクチン接種後にも関わらず急増していたことが判明しています。
＜br /＞ 米国でもファイザーあるいはモデルナの新型コロナ遺伝子ワクチン2回接種後に、変異型の新型コロナウイルス感染が起こった症例の詳細が報告されています。
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＜p＞本書(第2版)においては、地球温暖化に係る回避策として次の事項を加筆する。
＜/p＞ ＜p＞?六弗化窒素の防止策(第1章1・6節)＜/p＞ ＜p＞?バイオガス・エネルギーによる発電(第3章3・8節)＜/p＞ ＜p＞?蓄電池(二次電池)の活用(第9章)＜/p＞ ＜p＞本書(第2版)では、温室効果ガスの削減策(第1章) 、低公害自動車の利用(第2章)、再生可能エネルギーによる発電 (第3章)、税制上の回避策 (第4章)、法律上の回避策 (第5章)、条例による回避策 (第6章)、フロン規制による回避策 (第7章)、省エネルギー活動 (第8章)、蓄電池の活用 (第9章)について順に説明する。
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＜p＞国連気候変動枠組条約第21回締約国会議で決議されたパリ協定では、1750年頃(産業革命開始時)に比べて2100年末までに気温上昇を2.0℃以内に抑える事が提起されている。
可能ならば1.5℃以内が望ましいとしている。
＜/p＞ ＜p＞地球温暖化の原因は産業革命以降に人工的に作られた温室効果ガスである。
主要なガスは二酸化炭素ガスである。
＜/p＞ ＜p＞温室効果ガスの削減が地球温暖化を防止するために極めて重要である。
＜/p＞ ＜p＞本書では、地球温暖化を回避するための特に有効な手段として温室効果ガスを削減する必要がある事を詳述している。
＜/p＞ ＜p＞本書は10の章から構成されている。
＜/p＞ ＜p＞第1章では、7種類の温室効果ガス(二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、ハイドロフルオロカーボン、パーフルオロカーボン、六弗化硫黄、三弗化窒素)についてそれぞれを解説する。
＜/p＞ ＜p＞第2章では、二酸化炭素について述べる。
＜/p＞ ＜p＞第3章では、メタンについて述べる。
＜/p＞ ＜p＞第4章では、亜酸化窒素について述べる。
＜/p＞ ＜p＞第5章では、ハイドロフルオロカーボン(HFC)について述べる。
＜/p＞ ＜p＞第6章では、パーフルオロカーボン(PFC)について述べる。
＜/p＞ ＜p＞第7章では、六弗化硫黄について述べる。
＜/p＞ ＜p＞第8章では、三弗化窒素について述べる。
＜/p＞ ＜p＞第9章では、温室効果ガスの排出量について述べる。
＜/p＞ ＜p＞第10章では、地球温暖化に伴う気温の上昇について述べる。
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【昭和45年12月10日 第3次改著後の第15版発行 ※除籍本・裸本※】状態はコンディションガイドライン「可」の商品です。
商品に経年感（表紙（背淵に小さな破れ）・三方・淵にスレ傷・焼け・しみ、背・表紙裏・裏表紙・裏ページ・地に封筒やシール貼付・蔵書印、若干の書き込み、等）ありますが、読了に問題ありません。
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 ＜p＞イギリスでは18世紀中旬に産業革命が開始された。
＜/p＞ ＜p＞引き続き、産業革命はアメリカ合衆国、フランス、ドイツ、ロシア、日本等でも始まった。
＜/p＞ ＜p＞産業革命で工業化は進歩し、経済力は増大し、人間活動は豊かになった。
＜/p＞ ＜p＞産業革命が進行するに伴い化石燃料を多量燃焼したために、多種類の大気汚染物質が副産物として大気中に発生する様になった。
＜/p＞ ＜p＞大気中には硫黄酸化物、窒素酸化物等の酸化物が主に放出され始めた。
＜/p＞ ＜p＞地上では酸性雨の原因物質(酸化物類)が大量に排出される様になった。
＜/p＞ ＜p＞地上で発生した酸化物類は、上空に運搬されて硫酸、硝酸等の酸類に変化する。
＜/p＞ ＜p＞酸類は雲に取込まれて雨・雪として再び地上に降下する。
＜/p＞ ＜p＞ヨーロッパ大陸では1960年頃から酸性を帯びた雨が認識される様になった。
＜/p＞ ＜p＞用語「酸性雨」は1972年に初めて使用された。
＜/p＞ ＜p＞アメリカ合衆国、カナダ、中華人民共和国等でも酸性雨が観測され始めた。
＜/p＞ ＜p＞日本では1983年頃から酸性雨の調査が開始された。
＜/p＞ ＜p＞最近は地球温暖化防止のために化石燃料の燃焼が制御される傾向にある。
＜/p＞ ＜p＞酸性雨の原因物質の大気中への排出も低減される様になった。
＜/p＞ ＜p＞本書においては、酸性雨原因物質発生から酸性雨抑制対策までを次の順に従い解説する。
＜/p＞ ＜p＞第1章では、酸性雨の概要について述べた。
＜/p＞ ＜p＞第2章では、酸性雨の原因物質について述べた。
＜/p＞ ＜p＞第3章では、酸の生成について述べた。
＜/p＞ ＜p＞第4章では、酸の沈着について述べた。
＜/p＞ ＜p＞第5章では、酸性雨の測定網について述べた。
＜/p＞ ＜p＞第6章では、酸性雨による広域汚染について述べた。
＜/p＞ ＜p＞第7章では、酸性雨がもたらす被害について述べた。
＜/p＞ ＜p＞第8章では、酸性雨に関わる国際会議について述べた。
＜/p＞ ＜p＞第9章では、酸性雨への対策について述べた。
＜/p＞ ＜p＞第10章では、酸性雨の観測地について述べた。
＜/p＞ ＜p＞最近では地球温暖化、再生可能エネルギー、電動自動車等の話題に隠れて酸性雨の問題の存在が忘れかけられていると著者は痛感する。
＜/p＞ ＜p＞酸性雨には現在でも重要な大気汚染問題として解決すべき課題がまだまだ存在する。
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＜p＞本書の目的は、ハイドロフルオロカーボンの削減に関して明快に解説することである。
＜/p＞ ＜p＞気候変動枠組条約(1994年3月発効)は、地球温暖化を回避するための条約である。
＜/p＞ ＜p＞ウィーン条約(1988年9月発効)は、オゾン層破壊を回避するための条約である。
＜/p＞ ＜p＞クロロフルオロカーボン(CFC)及びハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)は、オゾン層を破壊するが、地球温暖化にほとんど寄与しない。
＜/p＞ ＜p＞ハイドロフルオロカーボン(HFC)が、クロロフルオロカーボン及びハイドロクロロフルオロカーボンの代替物質として開発・使用された。
＜/p＞ ＜p＞ハイドロフルオロカーボンは、オゾン層を破壊しないが、地球の温暖化に大きく寄与する。
＜/p＞ ＜p＞地球温暖化を防止するためには、ハイドロフルオロカーボンへの対策をとる必要がある。
＜/p＞ ＜p＞気候変動枠組条約(締約国会議)では、ハイドロフルオロカーボンが地球温暖化をもたらす温室効果ガスとして指定された。
＜/p＞ ＜p＞ウィーン条約(モントリオール議定書)では、ハイドロフルオロカーボンの規制・削減が実施される見通しが立った。
＜/p＞ ＜p＞第1部においては、化学物質ハイドロフルオロカーボンに関して述べた。
＜/p＞ ＜p＞第2部においては、国際条約気候変動枠組条約(ハイドロフルオロカーボンの温室効果ガスの指定)について述べた。
＜/p＞ ＜p＞第3部においては、国際条約ウィーン条約(ハイドロフルオロカーボンの規制)について述べた。
＜/p＞ ＜p＞読者が本書を熟読することにより2つの相異なる条約の部分的な共通点(ハイドロフルオロカーボン対策)に強い関心を示して頂くことを期待する次第である。
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 ＜p＞ZENKEI AI FORUM の雑誌、季節の報告集の創刊号＜/p＞ ＜p＞『＜strong＞ZAM 季報VOL.1＜/strong＞』です。
＜/p＞ ＜p＞ZAM （ザム）とは「ZENKEI AI MAGAZINE」の略。
弊サークル「ZENKEI AI FORUM」の発行する雑誌です。
「ZAM 季報 VOL.1」はその記念すべき有料版の創刊号。
2018年から始まったフォーラムのこれまでの全歴史から、毎月のフォーラム（イベント）の内容をまとめた『月刊 ZAM』を1月号から5月号まで編集し収録。
さらに今回の『季報』のために書き下ろした新しい記事6編を加え、サークルメンバー10名による本文186ページの雑誌になりました。
内容は AI をメインに英語ネタ、アートネタ、読書ネタ、4コママンガなどなど、盛り沢山です！＜/p＞ ＜p＞＜strong＞目次：＜/strong＞＜/p＞ ＜ul＞ ＜li＞ ＜p＞まえがき＜/p＞ ＜/li＞ ＜li＞ ＜p＞ZENKEI AI FORUM 全歴史（市來健吾）＜/p＞ ＜/li＞ ＜li＞ ＜p＞第I部 月刊 ZAM 2021年1月号＜/p＞ ＜/li＞ ＜li＞ ＜p＞第II部 月刊 ZAM 2021年2月号＜/p＞ ＜/li＞ ＜li＞ ＜p＞第III部 月刊 ZAM 2021年3月号＜/p＞ ＜/li＞ ＜li＞ ＜p＞第IV部 月刊 ZAM 2021年4月号＜/p＞ ＜/li＞ ＜li＞ ＜p＞第V部 月刊 ZAM 2021年5月号＜/p＞ ＜/li＞ ＜li＞ ＜p＞第VI部 ZAM 季報書き下ろし＜/p＞ ＜ul＞ ＜li＞うーちゃんの日記 (furukawa)＜/li＞ ＜li＞最近読んだだ本『知ってるつもり──無知の科学』について（山本浩貴）＜/li＞ ＜li＞メトロポリタン美術館の高精細浮世絵データーセット（市來健吾）＜/li＞ ＜li＞日常で使えない英語トリビア（河村千種）＜/li＞ ＜li＞日常生活に生かされている「ナッジ」（窪田智紗季）＜/li＞ ＜li＞夏の花 (furukawa)＜/li＞ ＜/ul＞ ＜/li＞ ＜li＞ ＜p＞執筆者紹介＜/p＞ ＜/li＞ ＜li＞ ＜p＞編集後記＜/p＞ ＜/li＞ ＜/ul＞ ＜p＞ページ数: 186＜/p＞画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。
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＜p＞本書の目的は、低周波音公害について、丁寧に解説することである。
＜/p＞ ＜p＞低周波音による公害の概要(序章)、音の定義(第1章)、音の表現方法(第2章)、低周波音(第3章)、低周波音の発生源(第4章)、低周波音の参照値(第5章)、低周波音による被害(第6章)、低周波音による苦情の件数のデータ分析(第7章)、対応策(第8章)について説明する。
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 ＜p＞太陽から地球へは光線が絶え間なく到達している。
＜/p＞ ＜p＞太陽光線の有する光エネルギーの一部は、地球の上空で雲に取り入れられる。
＜/p＞ ＜p＞雲は雨として地上に落下するが、雲が持つエネルギーは雨水に取り込まれる。
＜/p＞ ＜p＞エネルギーを含んだ雨水は、陸地、山河、湖沼等に落ちる。
＜/p＞ ＜p＞降り注ぐ雨水は特に河川に集結する。
＜/p＞ ＜p＞雨水中のエネルギーは河川を流れる水の中に集められる。
＜/p＞ ＜p＞水に組み込まれたエネルギーは、水力エネルギー(運動エネルギー、位置エネルギー、圧力エネルギー)となる。
＜/p＞ ＜p＞水力発電は水力エネルギーを利用した発電手法である。
＜/p＞ ＜p＞水力発電所で水力エネルギーは電力に変換される。
＜/p＞ ＜p＞水力発電に使用した水力エネルギーは、雲が太陽の光エネルギーを再び取り込むことにより賄われる。
＜/p＞ ＜p＞そのために、水力発電で用いる水力エネルギーは再生可能エネルギーであるとみなすことができる。
＜/p＞ ＜p＞本書は10の章から構成される。
＜/p＞ ＜p＞第1章では、水力について述べる。
＜/p＞ ＜p＞第2章では、水力発電について述べる。
＜/p＞ ＜p＞第3章では、水力発電におけるシステムについて述べる。
＜/p＞ ＜p＞第4章では、水力発電の種類について述べる。
＜/p＞ ＜p＞第5章では、水力発電の特徴について述べる。
＜/p＞ ＜p＞第6章では、水力発電所の建設に要する費用について述べる。
＜/p＞ ＜p＞第7章では、水力発電システムのメンテナンスに要する費用について述べる。
＜/p＞ ＜p＞第8章では、水力発電における内外の発電量について述べる。
＜/p＞ ＜p＞第9章では、水力発電で得られた電力の売買について述べる。
＜/p＞ ＜p＞第10章では、水力発電が環境に及ぼす影響について述べる。
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 【1976年10月15日発行 ※除籍本※ 】状態は「可」の商品です。
商品に経年感（三方・見返りに蔵書印の消し跡、ラベル・図書貸出袋、カバーにスレ傷、三方に焼け・しみ、等）があります★ご注文後、商品クリーニングを行い、クリスタルパック・封筒で梱包し、ゆうメール便にて発送致します◆コンディションガイドラインに準じて出品を行っておりますが、万一商品情報と異なる場合は、迅速に対応致します◆併売商品の為、売り切れの際は早急に注文キャンセルにて対応させて頂きます。
あらかじめご了承ください
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作者：杉本 照子 (著)メーカー：医学書院JAN/ISBN：【コンディション説明】可：線引あり 数枚に折れあり 強ヤケ・強シミあり 箱に傷みあり 1966年発行※併売品のため稀に品切れの場合がございます。
予めご了承下さい。
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 ＜p＞高校数学で構造を持っているのは三角関数と行列と初等整数論位のもんです。
本書では、色々 な大学の数学の入試問題（主として三角関数と行列と初等整数論関係）の背景を探りながら、 そこから、大学の数学の、どんな分野に繋がり広がって行くのかを述べたいと思いますが、行 列と初等整数論関係の方は、先に大学の数学を展開してから、その後で背景を述べたいと思い ます。
本書では、大学で学ぶ色々な数学の基礎（三角関数と指数関数、Euler の公式、複素双曲 線関数、微積分、関数論の初歩、集合と写像、単位半群、群、環、体、環上の加群、ベクトル 空間、体の有限次拡大と代数拡大、初等整数論、テータ関数、算術幾何平均、Tschebyscheff 多 項式、第 2 種 Tschebyscheff 多項式、簡単な線形微分方程式、包絡線、など）について、出来る だけ簡潔に解説します。
本書の特長は論理記号 ∃, ∀, =⇒,?⇒, ∃1 などを躊躇なく用いた所です。
勿論これらの記号の意味を説明した上で用いました。
この本の特長は、括弧（例えば、（ ）、 [ ] など）が躊躇することなく、使用されたことです。
これらの記号を用いたことに依って、デ リケートな数学の内容を出来得る限り忠実に表現できたと自負して居ります。
本書は高校数学までは良く理解しているが、大学の数学には苦手意識を持っている人々も読 者に想定しているので、本書の内容を用いて大学入試問題を解説したりもします。
本書で扱う 入試問題の出題年と大学名を列挙します： 1988年 京都大（理系）、 1989年 足利工大、 1990年 東工大（後期）、 1994年 東工大、 1996年 京都大（後期・理系）、 1997年 東京大（前期）、 1997年 東北大（前期）、 1997年 大阪大（前期）、 1999年 東京大（理・後期）の1番、 1999年 東工大（後期）の1番、 1999年 京都大（後期・理系）、 2000年 京都大（後期・文系）、 2000年 大阪大（前期・理系）、 2000年 九州大（前期・理系）、 2002年 京都大（後期・理系）の4番、 2002年 名古屋大（前期）の3番、 2002年 立教大（理学部）の2番、 2002年 慶応大（医学部）の4番、 2002年 上智大・理工学部の2番、 2004年 東京医科歯科大（前期）の 1 番、 2004年 東京大（前期・理系）の4番、 2004年 名古屋大（前期・理系）の3番、 2006年 東京医科歯科大（前期）の3番、 2009年 神戸大（前期・理系）の2番、 2009年 神戸大（前期・理系）の5番、 2010年 北大（前期・理系）。
京都大5問、東工大3問、東京大3問、大阪大2問、名古屋大2問、東京医科歯科大2問、神 戸大2問、東北大1問、九州大1問、足利工大1問、立教大（理学部）1問、慶応大（医学部） 1問、上智大・理工学部1問、北大1問の計 5 × 1 + 3 × 2 + 2 × 4 + 1 × 7 = 5 + 6 + 8 + 7 = 26 問です。
本書の更なる目的は、初等超越関数の背後に隠れている（個性ある）多項式達にスポットを 当てることです。
初等超越関数の何たるかは序章を読んでいただければ了解されることと思い ます。
初等超越関数の背後に隠れている（新しい）多項式として、双曲多項式（筆者の命名に 依る）も紹介します。
双曲多項式は幾つかの諸性質（双曲多項式は第二種 Tschebyscheff 多項式を特殊化して得ら れること、その有理整係数が持つ整数論的性質、sm 関数というものを用いて美しく因数分解 され、その因数分解は初等整数論に於ける平方剰余の相互法則の証明に最もエレガントに応 用されること、線形三項間漸化式を満たすこと、二階線形同次微分方程式を満たすこと、双曲 多項式列が直交多項式系を成すこと、母関数の関係を満たすこと、曲線 y 2x = ー4 が曲線群 {y = Wn(x)} (Wn(x) は第 n 双曲多項式) の包絡線であること、超幾何級数で表されること、 零点が代数的に可解あること、等々）を持ちますが、参考文献 [31] では、それらの結果のみを 述べ、私の電子書籍「解析/代数/初等整数論/テータ関数/算術幾何平均/微分方程式/超幾何・ 合流型超幾何関数/代数的可解性」では、それらの結果すべてに厳密な証明を与えました。
本書 でも、上記の諸性質の幾つかには厳密な証明を与えました。
双曲多項式の背後には双曲関数なるものが存在し、それは Legendre 関数や Legendre 陪関数 の親戚であると思われます。
また、双曲多項式自身は Laguerre 多項式の親戚であると思われま す。
Legendre 陪関数や Laguerre 多項式は自然現象と神秘的な関係を持ちます（20 世紀に入り 現代物理学の基礎理論である量子力学が現われた時期、水素原子の波動関数が Legendre 陪関数 や Laguerre 多項式で書き表されました）。
双曲多項式や双曲関数も、そうであることが期待さ れますが、その様な解明は今後の物理学の発見、研究に俟ちたいと思います。
本書の読者としては、意欲的な高校生や、理科系の大学初年級の人々や、理学部数学科の学 生や、高校数学までは良く理解しているが大学の数学が苦手でそれを克服したいと思っている 人々等が想定されているので、高等学校における数学の内容は、予備知識として仮定されてい ます。
本書の記述に当たっては、教育的な配慮から、稍、厳密性を犠牲にした箇所もあります。
あ まりに厳密な議論は初学者を退屈させるだけだと思ったからです。
また、出来るだけ言葉を少 なくし、数式を沢山取り入れるように心掛けた積もりです。
数学を語るのは言葉ではなく、数 式であると考えるからです。
本書を読まれるに当たっては、必ずノートと鉛筆を用意されて、読者自らが一歩一歩確認さ れながら読まれることをお薦めします。
例えば 2.3.1(41page) や 2.3.2 や 2.3.3 の証明などは、 とても目だけで読み切れるものではないでしょう。
他にもそのような箇所は多々存在すると思 うので、是非とも一歩一歩確認されながら読んで頂きたいと思います。
ノートと鉛筆を用意さ れて、読者自らが一歩一歩確認されながら読まれるならば、1.1〜1.9、2.1〜2.8、3.1〜3.3、第 4、5、7、8章全部、は高校数学に直結していて、比較的容易に楽しむことが出来ると思い ます。
その他の部分は、厳密に読破しようとすれば、巻末の色々な参考文献を参照しなければ ならないでしょうが、割り切って読まれれば、それなりに楽しむことが出来るでしょう。
しか し、第6章は本書の難所でしょう。
近年、教育において、実用的な面が強調され、精神の豊かさといったことが軽視されるよう になったことは誠に嘆かわしいと思います。
このことと同じように嘆かわしいのが、近年の日 本における salon の消失です。
もともと日本には salon のような空間や雰囲気はそぐわないもの なのでしょうか!? しかし、真にゆとりがあるとは、salon のような空間や雰囲気が沢山存在す ることをいうのです。
或いは日本は salon のような空間や雰囲気を持つだけの財力もないほど 貧困なのでしょうか!? せめて本書は、ささやかであろうとも、文化としての数学を愛する人々 の salon のような空間や雰囲気でありたいと願っています。
そして、そのように執筆してきた 積もりです。
そもそも、数学の実用性などを論じること自体がナンセンスなことでしょう。
数学の本体は 神々の世界に存在する実体であり、数学は、我々とるに足らない人間等が利己的に利用など成 しえない程、極めて高尚な、次元の高いところに存在しているのです。
数学に対して我々凡庸 な人間がとることの出来る唯一の正しい態度は、彼（女）へ憧れ、彼（女）をひたすら愛する ことです。
このように数学を理解して下さるすべての人々へ、本書を捧げたいと思います。
我々 人間はくだらなく、とるに足らない存在ではあるけれども、せめて数学に対しては Jacobi と共 に以上のように接しましょう。
人間の精神の名誉のために。
2013 年 5 月 13 日、著者記す＜/p＞画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。
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![]() ＜p＞高校数学で構造を持っているのは三角関数と行列と初等整数論位のもんです。
本書では、色々 な大学の数学の入試問題（主として三角関数と行列と初等整数論関係）の背景を探りながら、 そこから、大学の数学の、どんな分野に繋がり広がって行くのかを述べたいと思いますが、行 列と初等整数論関係の方は、先に大学の数学を展開してから、その後で背景を述べたいと思い ます。
本書では、大学で学ぶ色々な数学の基礎（三角関数と指数関数、Euler の公式、複素双曲 線関数、微積分、関数論の初歩、集合と写像、単位半群、群、環、体、環上の加群、ベクトル 空間、体の有限次拡大と代数拡大、初等整数論、テータ関数、算術幾何平均、Tschebyscheff 多 項式、第 2 種 Tschebyscheff 多項式、簡単な線形微分方程式、包絡線、など）について、出来る だけ簡潔に解説します。
本書の特長は論理記号 ∃, ∀, =⇒,?⇒, ∃1 などを躊躇なく用いた所です。
勿論これらの記号の意味を説明した上で用いました。
この本の特長は、括弧（例えば、（ ）、 [ ] など）が躊躇することなく、使用されたことです。
これらの記号を用いたことに依って、デ リケートな数学の内容を出来得る限り忠実に表現できたと自負して居ります。
本書は高校数学までは良く理解しているが、大学の数学には苦手意識を持っている人々も読 者に想定しているので、本書の内容を用いて大学入試問題を解説したりもします。
本書で扱う 入試問題の出題年と大学名を列挙します： 1988年 京都大（理系）、 1989年 足利工大、 1990年 東工大（後期）、 1994年 東工大、 1996年 京都大（後期・理系）、 1997年 東京大（前期）、 1997年 東北大（前期）、 1997年 大阪大（前期）、 1999年 東京大（理・後期）の1番、 1999年 東工大（後期）の1番、 1999年 京都大（後期・理系）、 2000年 京都大（後期・文系）、 2000年 大阪大（前期・理系）、 2000年 九州大（前期・理系）、 2002年 京都大（後期・理系）の4番、 2002年 名古屋大（前期）の3番、 2002年 立教大（理学部）の2番、 2002年 慶応大（医学部）の4番、 2002年 上智大・理工学部の2番、 2004年 東京医科歯科大（前期）の 1 番、 2004年 東京大（前期・理系）の4番、 2004年 名古屋大（前期・理系）の3番、 2006年 東京医科歯科大（前期）の3番、 2009年 神戸大（前期・理系）の2番、 2009年 神戸大（前期・理系）の5番、 2010年 北大（前期・理系）。
京都大5問、東工大3問、東京大3問、大阪大2問、名古屋大2問、東京医科歯科大2問、神 戸大2問、東北大1問、九州大1問、足利工大1問、立教大（理学部）1問、慶応大（医学部） 1問、上智大・理工学部1問、北大1問の計 5 × 1 + 3 × 2 + 2 × 4 + 1 × 7 = 5 + 6 + 8 + 7 = 26 問です。
本書の更なる目的は、初等超越関数の背後に隠れている（個性ある）多項式達にスポットを 当てることです。
初等超越関数の何たるかは序章を読んでいただければ了解されることと思い ます。
初等超越関数の背後に隠れている（新しい）多項式として、双曲多項式（筆者の命名に 依る）も紹介します。
双曲多項式は幾つかの諸性質（双曲多項式は第二種 Tschebyscheff 多項式を特殊化して得ら れること、その有理整係数が持つ整数論的性質、sm 関数というものを用いて美しく因数分解 され、その因数分解は初等整数論に於ける平方剰余の相互法則の証明に最もエレガントに応 用されること、線形三項間漸化式を満たすこと、二階線形同次微分方程式を満たすこと、双曲 多項式列が直交多項式系を成すこと、母関数の関係を満たすこと、曲線 y 2x = ー4 が曲線群 {y = Wn(x)} (Wn(x) は第 n 双曲多項式) の包絡線であること、超幾何級数で表されること、 零点が代数的に可解あること、等々）を持ちますが、参考文献 [31] では、それらの結果のみを 述べ、私の電子書籍「解析/代数/初等整数論/テータ関数/算術幾何平均/微分方程式/超幾何・ 合流型超幾何関数/代数的可解性」では、それらの結果すべてに厳密な証明を与えました。
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双曲多項式の背後には双曲関数なるものが存在し、それは Legendre 関数や Legendre 陪関数 の親戚であると思われます。
また、双曲多項式自身は Laguerre 多項式の親戚であると思われま す。
Legendre 陪関数や Laguerre 多項式は自然現象と神秘的な関係を持ちます（20 世紀に入り 現代物理学の基礎理論である量子力学が現われた時期、水素原子の波動関数が Legendre 陪関数 や Laguerre 多項式で書き表されました）。
双曲多項式や双曲関数も、そうであることが期待さ れますが、その様な解明は今後の物理学の発見、研究に俟ちたいと思います。
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本書の記述に当たっては、教育的な配慮から、稍、厳密性を犠牲にした箇所もあります。
あ まりに厳密な議論は初学者を退屈させるだけだと思ったからです。
また、出来るだけ言葉を少 なくし、数式を沢山取り入れるように心掛けた積もりです。
数学を語るのは言葉ではなく、数 式であると考えるからです。
本書を読まれるに当たっては、必ずノートと鉛筆を用意されて、読者自らが一歩一歩確認さ れながら読まれることをお薦めします。
例えば 2.3.1(41page) や 2.3.2 や 2.3.3 の証明などは、 とても目だけで読み切れるものではないでしょう。
他にもそのような箇所は多々存在すると思 うので、是非とも一歩一歩確認されながら読んで頂きたいと思います。
ノートと鉛筆を用意さ れて、読者自らが一歩一歩確認されながら読まれるならば、1.1〜1.9、2.1〜2.8、3.1〜3.3、第 4、5、7、8章全部、は高校数学に直結していて、比較的容易に楽しむことが出来ると思い ます。
その他の部分は、厳密に読破しようとすれば、巻末の色々な参考文献を参照しなければ ならないでしょうが、割り切って読まれれば、それなりに楽しむことが出来るでしょう。
しか し、第6章は本書の難所でしょう。
近年、教育において、実用的な面が強調され、精神の豊かさといったことが軽視されるよう になったことは誠に嘆かわしいと思います。
このことと同じように嘆かわしいのが、近年の日 本における salon の消失です。
もともと日本には salon のような空間や雰囲気はそぐわないもの なのでしょうか!? しかし、真にゆとりがあるとは、salon のような空間や雰囲気が沢山存在す ることをいうのです。
或いは日本は salon のような空間や雰囲気を持つだけの財力もないほど 貧困なのでしょうか!? せめて本書は、ささやかであろうとも、文化としての数学を愛する人々 の salon のような空間や雰囲気でありたいと願っています。
そして、そのように執筆してきた 積もりです。
そもそも、数学の実用性などを論じること自体がナンセンスなことでしょう。
数学の本体は 神々の世界に存在する実体であり、数学は、我々とるに足らない人間等が利己的に利用など成 しえない程、極めて高尚な、次元の高いところに存在しているのです。
数学に対して我々凡庸 な人間がとることの出来る唯一の正しい態度は、彼（女）へ憧れ、彼（女）をひたすら愛する ことです。
このように数学を理解して下さるすべての人々へ、本書を捧げたいと思います。
我々 人間はくだらなく、とるに足らない存在ではあるけれども、せめて数学に対しては Jacobi と共 に以上のように接しましょう。
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2013 年 5 月 13 日、著者記す＜/p＞画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。
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