オールド・バーズタウン・ディスティリング社は現在、蒸溜からは退いて、熟成とボトリングを専業とする5世代に渡る老舗バーボンメーカーとして高い評価を得ています。ケンタッキー産の原酒を購入し、独自に熟成・ブレンドして造られるこの製品は、バーボン特有の芳香とコクを十分に感じさせてくれます。
原料はライ麦。通常のものと焙煎したものの2つを使用。ライ麦は食物繊維をはじめとして、ビタミンやミネラルなどが豊富で健康食品として特に米国では注目の食材として扱われています。ライウイスキー自体も空前のブームになっています。ポットスティル蒸留品。
ワイルドターキーのマスターディスティラー(蒸留所責任者)ジミー・ラッセル氏の息子、エディ・ラッセル氏が「バーボンは10年熟成した時がひとつのピークである」と10年物のリリースを父のジミーに提案して生まれました。 ラベル名は、親子の姓をとって「ラッセルズ・リザーブ」。ジミー・ラッセル氏の技が生かされたワイルドターキーです。10年熟成のスモールバッチバーボン。
ヘヴィ・ミュージック界を牽引し続ける猟奇趣味的激烈音楽集団、スリップノットがシダーリッジ蒸留所と手を組み初の公式ウイスキーを発売。アルコール度数が高く、徐々にどっしりとして濃厚な甘みがあふれてきます。
米コロラド州にあるブレッケンリッジディスティラリー。自社で蒸留した2、3年もののバーボンと、ケンタッキー、テネシー産のバーボンをブレンド。アメリカンホワイトオークの新樽100%で熟成。IWSC2011金賞受賞。
完全に熟成させた原酒を樽に払い出し、その樽に焦がしたオークの棒10本を挿入し、さらに数か月の熟成後目指す味わいに仕上がった時点でボトリングします。焦げたオークの風味がより一層増し深みのある味わいに仕上がっています。
熟成によるやや強めのボディと、野性的な名前やラベルと相反した上品な甘みが特徴。スモーキーな余韻も魅力的です。
酒名は「基準」の事でバーボンの原点という意味が込められている。焦げ樽による甘い香りが、なめらかな味の中にしっかり溶けている。
230年以上の歴史と伝統をふまえ、先代たちが築きあげた味わいと品質を守りつづけるバーボン、メーカーズマーク。 小麦由来のスイート&スムーズな芳醇さをまとった琥珀色にきらめきます。ライ麦を使用せず、独自のスムーズな風味が特長。従来の750mlから700mlへボトルリニューアルされています。
同社マスター・ディスティラーのジミー・ラッセルと、その息子エディ・ラッセルとの共同作「ラッセルズ リザーブ」から限定のシングルバレルがリリース。リッチなヴァニラ、オーク、トフィー、古いレザーのフレーヴァー。チリペッパーのようなスパイシーさ、タリマンドやアーモンド、クミンなどを想わせる複雑さが凝縮したな味わいが特長です。
エライジャ・クレイグは、最初のバーボン製造者と伝えられていることから「バーボンの父」として称えられている、ケンタッキー開拓時代のプロテスタント、バプティスト派の聖職者エライジャ・クレイグ牧師にちなんで名付けられたバーボンです。牧師の名に恥じないバーボンを造ろうと、企画から25年もの歳月をかけて製品化されました。ヘブンヒル社の少量生産プレミアムバーボンです。
ストレート・ライ・ウイスキーの代表的製品。1810年ドイツ移民の孫アブラハム・オーヴァーホルトがペンシルヴァニアでつくったブランド。現在はバーボンの老舗、ジム・ビーム社で生産されている。ライ麦由来のドライな風味が印象的なウイスキー。
アメリカで初のカクテルとされる「サゼラック」の名前であり、そのサゼラック・カクテルの販売から始まった「サゼラック社」の名を冠したライ・ウイスキー。
樽熟成しない無色透明の荒々しいコーンウイスキーと違い、スパイシーでオイリーながらメロウ(なめらか)な味わい。
バーズタウンにあるウィレット蒸留所のスタンダード品。2012年1月から二基のポットスティルと一台のコラムスティルを使いウィレット蒸留所が再開し、その原酒から造られています。
バーボン蒸留業者としては最大規模を誇るヘヴン・ヒル社のメイン商品。3〜4年熟成でさわやかな飲み口。
2010年、ベスト・スピリッツに選ばれたバーボン。かつてオールドフォレスターとウッドフォードリザーブで働いていた伝説的なマスターブレンダー、リンカーン・ヘンダーソン氏が樽を選択してエンジェルズ・エンヴィーが生まれました。ポート樽フィニッシュで、なめらかで洗練された味わいが特長。ベリー類、バニラ、スパイスを感じます。
ジムビームブランドの新製品。4年間バーボン樽で熟成させた後、さらにアメリカンホワイトオークの新樽で熟成させた原酒を使用しています。キャラメルのような甘みとスムースな味わいが特長です。
セブンクラウンはアメリカンブレンディッドウイスキー。良質の原酒だけをブレンドして作られるウイスキーです。口当たりはまろやか。セブンクラウンは、その飲まれ方も自由そのもの。
ジムビーム デビルズカットの香りはオークの樽香とバニラフレーバーが強く、甘美な香りに魅了されます。その味わいも甘く上品で余韻も充分で芳醇なバーボンです。
従来よりも長い4〜5年熟成の原酒を使用し、より深い味わいになったストレート・ライウイスキー。ライ麦比率51%以上でバーボンより甘さ控えめのスパイシーな味わいが特徴。
ボトルには、ボブ・ディランの金属加工ショップ”ブラック・バッファロー・アイアンワークス”で彼の手で作られた作品を模してあしらっていますが、中身のウィスキーは同社が蒸留しているわけではなく、どこか明かされていない蒸留所の原酒を購入し、独自の手を加えてボトリングしています。
最高の熟成に達した樽を選び出し、他の樽のウイスキーを混ぜることなくボトリングされた1本。
ジムビームブランドの新製品。バーボンの熟成樽にしみこんだバーボン原酒を独自の手法で取り出してブレンドしました。力強いオークの香りとほのかな苦味が特長です。
ジャックダニエルよりライウイスキーがリリース。比率70%以上のライ麦を原料に、ケープ・スプリングの湧き水を使用し、サトウカエデの木炭を使用したチャコール・メローウィングという濾過を経てつくられるテネシー・ライ・ウィスキー。スパイシーで複雑だがスムースな味わいです。
蒸留所が変わり、現在はヘヴンヒル蒸留所で生産され、安定した生産が行われていますが、近代的な設備が整った現在でもハンドメイドの伝統は忠実に守られています。品の良い味わいの中にも深いコクのあるソフトな口当たりが特徴。ストレートで飲んでも、柔らかさが感じられるバーボンです。
ワイルド・ターキーとは野生の七面鳥の意。豊かでソフトな風味のバーボン。